現地時間6月20日(日本時間21日)、大坂なおみがネイチャーバレー・クラシック(イギリス・バーミンガム)の女子シングルス2回戦で、世界ランク43位のユリア・プチンツェワにストレート負けを喫した。ウィンブルドン前哨戦にあっさり敗れた女王が「世界1位陥落の危機に陥った」と海外メディアも書き連ねている。
大坂は第1セットから動けなかった。ミスを連発したまま精神的にもリカバリーすることなく、ジャーメイン・ジェンキンス・コースのコーチングも意味をなさなかった。第1セットを2-6で落とすと、コートチェンジの際に芝生に座り込むなど、無気力とも見える行動もあった。第2セットで一時は巻き返したものの、3-6でプチンツェワにストレート負け。最初から最後まで女王の片鱗は伺えなかった。
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— WTA (@WTA) 2019年6月20日
同大会3年連続の2回戦敗退だが、世界1位になった今の大坂にとっては、その意味が変わってくる。
日本のメディアだけでなく、英国大手紙の『BBC』『Express』など多くの海外のメディアも「Shock」という言葉を使い、世界1位陥落危機だと書き連ねた。大手テニスメディアの『TENNIS.com』は「Jeopardy」=危険水域だと表現した。
一方、全仏を制し、同大会にも出場している現在世界2位のアシュリー・バーティは難なくベスト8入り。準々決勝で元女王ヴィーナス・ウィリアムズを破り、そのまま優勝すれば大坂から世界1位の座を奪うことになる。バーティ自身、自らに機運がきているとコメントするなど、1位奪取に向けて自信を深めている。
自滅し続ける女王に何が起こっているのか。試合後、大坂はそれを語ることはなかった。大坂は義務付けられた会見拒否したため罰金処分を受けることになるが、罰金より何より、この敗退によって、芝コートでの上澄み無しでグランドスラム大会・ウィンブルドン選手権に挑まざるを得なくなった。
精神面の崩れ、そしてプレー面での不安。大きな難題を抱えたままの大坂に、無情にも時間だけが迫っている。
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です