ウィンブルドンベスト8敗退のフェデラー、東京五輪出場は明言せず

ウィンブルドンベスト8敗退のフェデラー、東京五輪出場は明言せず image

プロテニスプレーヤーのロジャー・フェデラー(スイス)の東京五輪出場は、まだ未確定なようだ。ウィンブルドン選手権準々決勝敗退後、自身の口から明かした。

現地時間7月7日、男子シングルス世界ランキング8位で第6シードのフェデラーは、同18位・第14シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)との準々決勝で、3-6、6-7 (4-7)、0-6のストレート負けで敗退。ベスト4進出を逃した。

通算20回のグランドスラム優勝のフェデラーだが、2020年は全豪オープン以降、2度の膝の手術で長期欠場。2021年3月のカタール・オープンで実戦復帰したものの、大事を取って全仏オープン出場を辞退していた。6度目の優勝を目指し、万全の体調で臨んだウィンブルドンでは、堅調なプレーで順調に勝ち上がっていた。

ところが、フェデラーは準々決勝でのミス連発によって半ば自滅。「リズムが掴めなかった」と振り返り、相手のフルカチュを称えた。膝の故障以降、ウィンブルドンに出場することを目標としていたことから、出場できたことは「本当に嬉しい」としたものの、「今の私の年齢ではこの先何が起こるかわからない」と漏らした。10代、20代の時にシンプルにできたことを今やるのが難しいとも話すなど、ショックの色は隠せなかった。

2週間後に始まる東京五輪テニス競技にスイス男子代表としてエントリーしているフェデラーだが、今後については「数日かけてゆっくり考えたい。今はまだどうするかわからない」と話し、五輪出場について明言しなかった。従前、ウィンブルドン後にチームと状況を検証した上で決めるとしていた。

現地時間8日、ウィンブルドン男子シングルス準決勝は、フェデラーを破ったフルカチュと第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)た対戦、もう1組は、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)が対戦する。

▶テニスを観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう