FIFA女子ワールドカップ(W杯)2023が7月20日、オークランドで開幕する。オーストラリアとニュージーランドで開催されるスリリングな大会に世界の注目が集まる。
出場チーム数が2019年大会の24か国から32か国に増えるなど、FIFAによる一部の大きな変更で、2023年大会の注目度はさらに高まっているところだ。
オセアニアでの開催や共催は女子W杯で初となる。オーストラリアの6スタジアムとニュージーランドの4スタジアムで開催される予定だ。
ここでは、オーストラリアとニュージーランドで開催される女子W杯の各会場をまとめた。
FIFA女子ワールドカップ2023のスタジアム
スタジアム・オーストラリア(シドニー)
- 収容人数:8万2500人
シドニーのスタジアム・オーストラリアは女子W杯2023年大会で最大のスタジアム。2005年から男女オーストラリア代表の本拠地だ。
8月20日の決勝を含め、大会の各ステージの試合が開催される。
ブリスベン・スタジアム(ブリスベン)
- 収容人数:5万2263人
ブリスベンのブリスベン・スタジアムは、今大会で2番目に大きなスタジアム。だが、スタジアム・オーストラリアよりも小さいとはいえ、サッカーを観戦するのに最高の会場だ。
オーストラリア代表もこのスタジアムで試合をしたことがあるが、本拠地としているのはAリーグのブリスベン・ロアーだ。この会場ではラウンド16や準々決勝の1試合、さらに3位決定戦も行われる。
イーデン・パーク(オークランド)
- 収容人数:4万8276人
オークランドのイーデン・パークは、ニュージーランド国立で同国最大のスタジアムだ。以前はオールブラックスの本拠地としてほとんどラグビー協会だけが使用していた。
この会場では準決勝の1試合を含め、大会を通じて試合が行われる。
シドニー・フットボール・スタジアム(シドニー)
- 収容人数:4万2512人
シドニー・フットボール・スタジアムは今大会唯一の新スタジアムだ。同じ街に2つのW杯試合会場を用意するという野心的な計画の一環として、2022年8月に完成したばかり。
この一年はラグビーのシドニー・ルースターズとシドニーFCが使用してきた。この会場ではグループステージやラウンド16の試合が行われる。
ウェリントン・リージョナル・スタジアム(ウェリントン)
- 収容人数:3万9000人
ウェリントン・リージョナル・スタジアムはイーデン・パークと入れ替わりで男女のニュージーランド代表チームの本拠地となっている。
近年は主にサッカーに使用されており、2008年からウェリントン・フェニックスが本拠地としている。
メルボルン・レクタンギュラー・スタジアム(メルボルン)
- 収容人数:3万52人
メルボルン・レクタンギュラー・スタジアムはAリーグの強豪メルボルン・シティの本拠地で、主に同クラブのチームが使用している。ただ、ラグビーやオーストラリアンフットボールなど多目的に使用されている。
ダニーデン・スタジアム(ダニーデン)
- 収容人数:2万8744人
ニュージーランドのダニーデンにあるダニーデン・スタジアムは、今大会最南部に位置する会場だ。W杯の歴史における新たな地理上の基準となる。
ニュージーランドの4会場のひとつとして、このスタジアムではグループステージの試合だけ行われる。
ワイカト・スタジアム(ハミルトン)
- 収容人数:2万5111人
ハミルトンのワイカト・スタジアムは、今大会で初めて国際試合が行われる会場だ。ワイカトのラグビーチームや7人制ラグビーのニュージーランド代表チームの本拠地だが、2023年は新たな役割を担うことになる。
パース・レクタンギュラー・スタジアム(パース)
- 収容人数:2万2225人
オーストラリア西部の街パースに遠征となるこの会場での試合は、グループステージのD組、F組、H組の試合が行われる。
このスタジアムは長年、オーストラリア代表がシドニーやブリスベン以外で試合をする際の西海岸の本拠地として使用されてきた。
ハインドマーシュ・スタジアム(アデレード)
- 収容人数:1万8435人
アデレードのハインドマーシュ・スタジアムは、今大会で最小のスタジアムだ。収容人数が2万人を下回る唯一の会場となる。
原文:Women's World Cup stadiums 2023: Every host venue name, city, capacity, size and cost in Australia and New Zealand(抄訳)
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:スポーティングニュース日本版編集部