オーストラリアとニュージーランドでFIFA女子ワールドカップ(W杯)2023が開幕した。その興奮も冷めないうちに、多くのファンの目は次の大会へと向かっていくだろう。
W杯は4年ごとに開催される。女子W杯の次回大会は2027年に開催される。開催地はまだ分からない。
『スポーティングニュース』では、開催地や出場チーム数など、2027年の女子W杯に関する情報をまとめた。
FIFA女子ワールドカップ2027の開催地は?
FIFAはまだ女子ワールドカップ2027の開催地を選んでいない。
招致プロセスは2023年3月に始まり、2023年12月8日までに立候補の届け出が必要となる。
FIFAは2024年初旬に調査し、2024年5月17日に次の開催地を決定する予定だ。
女子ワールドカップ2027の招致を目指す国は?
2023年4月時点で、女子W杯2027の開催を目指しているグループは4つだ。
1つ目は、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)のアメリカとメキシコの共催案。両国はすでにカナダと一緒に2026年の男子W杯を共催することになっているが、翌年の女子W杯の招致も目指している。
共催で最初に立候補を表明したのが、ドイツ、オランダ、ベルギーのヨーロッパ勢だ。ベルギーはFIFA主要大会を開催したことがない。だが、ドイツは過去に男女のW杯を開催したことがある。オランダは女子のEURO2017を開催した。
これまでに女子W杯を開催したことがないブラジルも、単独開催を目指している。女子W杯は南米で開催されたことがなく、FIFAにとってこの地での新たな開催は魅力的な展望だろう。
また、女子W杯はアフリカでも開催されたことがない。2010年に男子W杯を開催した南アフリカの立候補が成功すれば、初のアフリカ開催が実現する可能性もある。
FIFA女子ワールドカップ2027の出場チーム数
FIFAは2023年大会で出場チームを24から32に拡大した。これは2027年大会でも維持される。
男子W杯は次回大会で32チームから48チームに拡大されるが、女子は次回大会も32チームのままとなる予定だ。
大会形式は男子W杯の32チームの時と同じで、4チームずつ8つのグループに分かれ、16チームによる決勝トーナメントへと続く。
予選に関しても、連盟ごとの枠の割り当ては男子の形式が反映される。最多はヨーロッパの11チームで、アジアが6チーム、アフリカが4チーム、北米が4チーム、南米が3チーム、オセアニアが1チームとなる。
そのほか、10チームによる大陸間プレイオフによって3チームが本大会出場権を得る。
原文:Where is the next FIFA Women's World Cup? 2027 tournament host bidding process(抄訳)
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部