ブンデスリーガの「デア・クラシカー」とは何か? バイエルンとドルトムントのライバル関係や歴史

Joshua Thomas

坂東実藍 Miran Bando

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ドイツ・ブンデスリーガの強豪バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントの2チームは、ここ20年の国内リーグを支配してきた。直接対決がタイトルレースの行方を決めることもしばしばだ。

常に大きな注目を集め、ピッチ内外で盛り上がる見逃せない試合、それが両チームによる対戦の「デア・クラシカー」である。

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『スポーティングニュース』では、デア・クラシカーの歴史や重要性をまとめる。

デア・クラシカーとは何か?

バイエルンとドルトムントの対戦は「デア・クラシカー」として知られている。

意味はドイツ語で「ザ・クラシック」。両チームの対戦が象徴的であることを示している。

彼らの対戦がドラマにならないことは少ない。そしてこの試合の勝者がシーズンの終わりにタイトルを手にしていることもしばしばだ。

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なぜバイエルンとドルトムントはライバル関係に?

デア・クラシカーはサッカー界における他の多くのライバル関係とは異なる。地理的に近いことでライバル関係にある2チームではないのだ。

バイエルンはドイツ南部のミュンヘンが拠点。一方、ドルトムントはドイツの北西部に位置する。

両チームは1965年から対戦しているが、真のライバル関係になったのは1990年代になってから。ドルトムントがブンデスリーガ初優勝を果たし、バイエルンの国内における支配を食い止められると証明してからだ。

以降、2クラブによる対戦はしばしば熱を帯びるようになった。そして2013年には、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝で対戦。バイエルンが2-1で勝利している。

両者の関係をさらに緊張させてきたのが、選手の移籍だ。バイエルンがドルトムントの有力選手を引き抜き、破壊的なダメージを与えたのである。2014年にロベルト・レバンドフスキがフリーでドルトムントからバイエルンに移籍したのは、両クラブの間を燃え上がらせた傾向の一例でしかない。

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バイエルン対ドルトムントの直接対決の歴史

歴史的にこの対戦はバイエルンが支配的で、ブンデスリーガでは2018年からドルトムントに負けていなかった。だが、2024年3月30日の対戦で敗れている。

DFLスーパーカップや欧州CLでは、より拮抗した成績だ。

大会 試合 バイエルン勝利 ドルトムント勝利 ドロー
ブンデスリーガ 110 54 26 30
DFBポカール 11 6 2 3
DFLスーパーカップ 9 5 4 0
UEFAチャンピオンズリーグ 3 1 1 1

*現地2024年3月30日時点

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バイエルン対ドルトムントの直近の戦績

大会 日付 試合結果
ブンデスリーガ 2024年3月30日 バイエルン 0-2 ドルトムント
ブンデスリーガ 2023年11月4日 ドルトムント 0-4 バイエルン
ブンデスリーガ 2023年4月1日 バイエルン 4-2 ドルトムント
ブンデスリーガ 2022年10月8日 ドルトムント 2-2 バイエルン
ブンデスリーガ 2022年4月23日 バイエルン 3-1 ドルトムント
ブンデスリーガ 2021年12月4日 ドルトムント 2-3 バイエルン
DFLスーパーカップ 2021年8月17日 ドルトムント 1-3 バイエルン
ブンデスリーガ 2021年3月6日 バイエルン 4-2 ドルトムント
ブンデスリーガ 2020年11月7日 ドルトムント 2-3 バイエルン
DFLスーパーカップ 2020年9月30日 バイエルン 3-2 ドルトムント
ブンデスリーガ 2020年5月26日 ドルトムント 0-1 バイエルン
ブンデスリーガ 2019年11月9日 バイエルン 4-0 ドルトムント
DFLスーパーカップ 2019年8月3日 ドルトムント 2-0 バイエルン

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部

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Josh has been covering sport for nearly a decade now having fallen in love with football at a young age. A UTS graduate, Josh has previously worked for GOAL and now covers football closely for The Sporting News.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。