浦和が大分下し、通算8度目の天皇杯制覇…退団槙野が決勝弾

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は12月19日、東京・国立競技場で浦和レッズ対大分トリニータが決勝戦が行われ、浦和が2-1で勝利し、3大会ぶり8度目の優勝を果たした。今季で退団する槙野智章が浦和ラストゴールで決めた。

浦和がMF関根貴大のクロスをつないだFW江坂任が先制点を得ると、大分の攻撃を押え込み後半へ折り返した。後半はお互いに相手の攻撃を粘り強くさばく展開になるが、1点リードを守る浦和は70分に今季で退団するDF宇賀神友弥、DF槙野智章らを投入し、士気をあげていった。

そのまま時計は90分となり、アディショナルタイムに突入するが、その直後、大分のMFペレイラが左サイドからのクロスを頭で押し込み、土壇場での同点へ。

しかし、浦和はトーンダウンすることなく攻撃へ転じ、コーナーキックのこぼれ球を拾ったMF柴戸海のボレーシュートを槙野が頭でコースを変えたのが功を奏し、93分、大分のゴールネットを揺らした。

これが決勝弾となり、浦和レッズとしては4度、三菱重工時代を含む8度目の日本一となり、歴代では慶応BRB(全慶応)と並んで大会最多となった。同時に来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

試合後、浦和ラストゲームでらしさを魅せた槙野は「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持ってきました」と声を弾ませた。槙野は移籍先とされる神戸ヴィッセルと交渉段階にあり近く正式に発表される見込み。

また、惜しくも敗れた大分の片野坂知宏監督は今季で退任となる。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。