パリ・サンジェルマン(PSG)は7月28日、パリ・サンジェルマン・ジャパンツアー2023でJリーグのセレッソ大阪と対戦する。
フランス王者はリオネル・メッシとキリアン・エムバペが不在だ。メッシはインテル・マイアミに移籍し、エムバペは移籍を巡ってクラブともめ、遠征に帯同していない。かつて恐れられた攻撃陣のトリオのうち、残るはブラジルのスター、ネイマールだけだ。
28日のC大阪との一戦は、25日のアル・ナスル戦に続き、PSGのアジアツアーの2試合目。その後、PSGはインテル(東京)、全北現代モータース(韓国・釜山)と対戦する。なお、PSGの日本ツアーは2年連続。昨年は川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪と対戦した。
C大阪は21節を消化したJ1で首位ヴィッセル神戸に9ポイント差の5位。AFCチャンピオンズリーグ出場ラインとなる3位の名古屋グランパスとは4ポイント差だ。
パリ・サンジェルマン対セレッソ大阪の試合情報
- 日付:7月28日(金)
- 開始時刻:午後7時20分キックオフ予定
- 会場:ヤンマースタジアム長居(大阪)
- 前回対戦:なし(初顔合わせ)
パリ・サンジェルマン対セレッソ大阪の予想
- マネーライン:ドロー
- スコア予想:セレッソ大阪 1-1 パリ・サンジェルマン
PSGはこの夏、大きく様変わりした。それはチームが明らかに変わっただけでなく、哲学の観点からも言える。クラブのオーナーは、スーパースターを中心とするメンタリティーから、もっと長期的なアプローチでのチームづくりに大きく舵を切ったようだ。
その結果、メッシは去り、エムバペの去就は非常に怪しくなっている。一方で、PSGはマヌエル・ウガルテ、リュカ・エルナンデズ、イ・ガンインを獲得。特に攻撃陣はさらに補強を行うと見られる。こういった変更で序盤は苦戦するはずだ。特に、彼らは指揮官も新しくなった。そう、3年連続で監督交代を経てのプレシーズンだ。ルイス・エンリケ新監督はチームをまとめていこうとしている。
パリ・サンジェルマン対セレッソ大阪:ベストベット
- ピック:アンダー3.5(トータルゴール)
プレシーズン序盤のヨーロッパ勢を相手に日本のチームがどれだけやれるのかはすでに見てのとおりだ。セルティックは横浜F・マリノスに敗れ、ガンバ大阪戦も僅差の勝利だった。プレシーズンの試合のために長距離を移動してきたチームが、シーズン真っ只中のチームと対戦すれば、常に苦しむものだろう。
C大阪はクオリティーのあるチームで、今季はリーグ戦21試合で23失点とうまく守ることができる。攻撃陣の力が落ちたPSGが得点を量産するのは難しいのではないか。
PSGのファンは、改めて集中を取り戻し、長期的なアプローチで今シーズンに臨む必要があるだろう。大きな調子の低下もあり得るからだ。そしてそれは早ければこのプレシーズンの親善試合から始まるかもしれない。
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:スポーティングニュース日本版編集部