日本プロサッカーリーグ『Jリーグ』の2部相当に当たる『J2リーグ』は、2023年で24シーズン目を迎えた。2023年のJ2リーグは、FC町田ゼルビアが初優勝を飾った。
ここでは、歴代の優勝&準優勝チーム、MVP、得点王についてまとめる。
J2リーグ歴代優勝&準優勝チーム・MVP・得点王一覧
年度 | 優勝 | 準優勝 | MVP | 得点王 |
---|---|---|---|---|
1999 | 川崎 | FC東京 | ‐ | 神野卓哉 |
2000 | 札幌 | 浦和 | ‐ | エメルソン |
2001 | 京都 | 仙台 | ‐ | マルコス |
2002 | 大分 | C大阪 | ‐ | マルクス |
2003 | 新潟 | 広島 | ‐ | マルクス |
2004 | 川崎 | 大宮 | ‐ | ジュニーニョ |
2005 | 京都 | 福岡 | ‐ | パウリーニョ |
2006 | 横浜FC | 柏 | ‐ | ボルジェス |
2007 | 札幌 | 東京V | ‐ | フッキ |
2008 | 広島 | 山形 | ‐ | 佐藤寿人 |
2009 | 仙台 | C大阪 | ‐ | 香川真司 |
2010 | 柏 | 甲府 | ‐ | ハーフナー・マイク |
2011 | FC東京 | 鳥栖 | ‐ | 豊田陽平 |
2012 | 甲府 | 湘南 | ‐ | ダヴィ |
2013 | G大阪 | 神戸 | ‐ | ケンペス |
2014 | 湘南 | 松本 | ‐ | 大黒将志 |
2015 | 大宮 | 磐田 | ‐ | ジェイ |
2016 | 札幌 | 清水 | ‐ | 鄭大世 |
2017 | 湘南 | 長崎 | ‐ | イバ |
2018 | 松本 | 大分 | ‐ | 大前元紀 |
2019 | 柏 | 横浜FC | ‐ | レオナルド |
2020 | 徳島 | 福岡 | ‐ | ピーター・ウタカ |
2021 | 磐田 | 京都 | ‐ | ルキアン |
2022 | 新潟 | 横浜FC | 小川航基 | 小川航基 |
2023 | 町田 | 磐田 | エリキ | ファンマ |
J2リーグの歴史
1999年にJリーグの2部化に伴い『J2リーグ』が設立された。J2設立時には10チームが加盟していたが、徐々にチーム数は増えていき、2012年からは22チームでリーグ戦が行われている。ただし、2024年からは、Jリーグの全カテゴリー20チーム統一に伴い、20チームでリーグ戦が行われ、J3への降格も3チームへ変更となる。それに伴い、2023年は、J1からの降格が1チーム、J2からの昇格が3チームといった変則的なレギュレーションでの実施となった。
J2の醍醐味のひとつと言えるのが、3位~6位のチームで争われる『J1昇格プレーオフ』だ。J2ならではのレギュレーションで、1位~2位の上位2チームは自動昇格を決め、3位~6位は『J1昇格プレーオフ』へ回る。準決勝は『3位vs6位』、『4位vs5位』が戦う。準決勝、決勝ともに90分で引き分けの場合は年間順位が上のチームが勝利となる。順位が上のチームのほうが優位という見方もできるが、過去には、6位でシーズンを終えたチームがプレーオフを勝ち上がり、J1昇格を決めたシーズンもある。
J1昇格を懸けて意地とプライドがぶつかり合うこの一戦はまさに『下剋上の戦い』とも言える。J2は22チーム(※2024年からは20チーム)とチーム数は多いが、6位以内に入ればJ1への挑戦権を得ることができるため、全チームが『昇格』の可能性を秘めている。本来、『優勝争い』や『残留争い』が注目されがちだが、J2は『プレーオフ争い』も最後まで目が離せない。
また、近年では、J2から海外移籍を果たした選手も多い。オランダ1部リーグでプレーするMF佐野航大、ベルギー1部リーグでプレーするMF本間至恩、ポルトガル1部リーグでプレーするMF渡井理己といった選手はJ2での活躍が認められ、ステップアップを果たした選手だ。
ここ数年でJ2から海外移籍を果たす選手は増えており、間違いなく世界からの注目度は高くなっている。日本サッカー全体のレベルも上がっており、今後、さらにJ2から世界へ羽ばたく選手が増えるに違いない。
※本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。