年末に開催されるFIFAクラブワールドカップ2023は、サッカー界最高の名誉を目指す機会だ。
この大会はFIFAに加盟している主要連盟の各大陸王者が、クラブ世界一の座を競うミニトーナメントだ。
現行形式での大会は2023年が最後となり、2年後に大きな拡大が予定されている。
2023年のFIFAクラブワールドカップはいつ?
FIFAクラブワールドカップ2023は、現地時間2023年12月12日から22日に開催される。
UEFAはUEFAチャンピオンズリーグや国内リーグのスケジュールを変更しないと発表しているが、他の連盟は変更するかもしれない。
2023年のFIFAクラブワールドカップはどこで開催?
FIFAはFIFAワールドカップ2030招致の一環として、FIFAクラブワールドカップ2023を初のサウジアラビア開催とすることにした。
2023年のFIFAクラブワールドカップの出場チーム
大会規定では、6大陸王者を含む7チームがFIFAクラブワールドカップ2023に出場する。
ホスト国からはサウジプロリーグのアル・イテハド、AFC(アジアサッカー連盟)からはAFCチャンピオンズリーグを制した日本の浦和レッズが出場する。
CONCACAF(北中米カリブ海連盟)からの出場はメキシコのレオン。OFC(オセアニアサッカー連盟)からはニュージーランドのオークランド・シティだ。
CAF(アフリカサッカー連盟)からは、エジプトプレミアリーグのアル・アハリが出場する。
CONMEBOL(南米サッカー連盟)は、最近のコパ・リベルタドーレスでボカ・ジュニアーズを下したブラジルのフルミネンセが出場権を手にした。
- アル・イテハド(開催国)
- マンチェスター・シティ(UEFAチャンピオンズリーグ王者)
- 浦和レッズ(AFCチャンピオンズリーグ王者)
- クラブ・レオン(CONCACAFチャンピオンズリーグ王者)
- オークランド・シティ(OFCチャンピオンズリーグ王者)
- アル・アハリ(CAFチャンピオンズリーグ王者)
- フルミネンセ(CONMEBOLコパ・リベルタドーレス王者)
FIFAクラブワールドカップ2023の大会形式
1回戦ではアル・イテハドとOFCのオークランド・シティが対戦する。
準々決勝では浦和レッズ、レオン、アル・アハリ、1回戦突破チームが準決勝進出を争う。
準決勝からはマンチェスター・シティとフルミネンセが出場。試合はすべてノックアウト形式で行われる。
各試合とも、90分を終了して決着がついていない場合、30分間の延長戦が行われる。それでも勝者が決まらなければ、さらにPK戦も行われる。
FIFAクラブワールドカップ2025の変更
2025年大会で出場チーム数を32に増やすという決定は、クラブ、ファン、国内リーグからの反発を生んだ。
また、時期も6月から7月にかけての開催に変更される。スケジュールの問題を最小限にしようとしてのことだが、2025-2026シーズンに向けたプレシーズンは大幅に短くなる。
欧州と南米の出場チームが大幅に増え、暫定的にUEFA(欧州)には12枠、CONEMBOL(南米)には6枠が与えられることとなっている。
原文:Teams in FIFA Club World Cup 2023: Which clubs have qualified for FIFA events in 2023 and 2025?(抄訳)
翻訳:坂東実藍