FIFAワールドカップ2026の大会ロゴ発表…ファンからの評判は?

Simon Borg

FIFAワールドカップ2026の大会ロゴ発表…ファンからの評判は? image

史上最大規模のワールドカップ(W杯)が開催されるのは2026年だ。だが、すでに大会の公式ロゴが発表され、ファンの間で話題になっている。

アメリカ、カナダ、メキシコの北中米3か国による共催となる2026年W杯のシンボルとなるロゴは、5月17日(日本時間18日)にロサンゼルスのグリフィス天文台でお披露目された。

発表されたロゴは、過去大会の複雑でカラフルなロゴとは明らかに一線を画すものだった。ファンの多くは批判的だ。

初の3か国共催で、過去最多となる会場で48チームが104試合を戦う2026年大会のロゴは以下となった。

▶サッカー等の試合結果を予想する無料の新ゲーム登場! 豪華賞品も

2026年ワールドカップの公式ロゴは?

2026 FIFA ワールドカップのロゴは、白抜きの数字「2」と「6」が縦に並べられ、そこにFIFAワールドカップが重ねられている。

FIFAは公式リリースで「大会史上初めて実際のトロフィーと開催年を表すイメージが含まれ、2026年大会とそれ以降のFIFAワールドカップのエンブレムを支える革新的なデザイン言語となっています」と発表した。

「トロフィーと開催年のイメージは、各開催地(都市と国)の独自性を反映させるためのカスタマイズを可能にしています」

ロゴは元ブラジル代表のスターであるロナウドとFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長によってお披露目された。

シンプルなデザインは様々な演出につながりそうだ。例えば、開催地のひとつであるSoFiスタジアムの屋根にも見ることができる。

ロゴ発表の際に明らかにされたように、都市の特徴や個性を表す開催都市ごとのロゴとカラースキームも発表される予定だ。

関連記事:無料予想ゲーム『スポーツ得点王』が新登場! その遊び方は? 予想的中で豪華賞品も

FIFAワールドカップの公式ロゴに対するSNSリアクション

一部のファンはシンプルなデザインを評価したが、多くは良い印象を受けなかったようだ。

関連記事:海外日本人サッカー選手トップ10:欧州主要リーグで戦うベストプレイヤーたち|2023年夏版

2026年ワールドカップ開催スタジアム・都市

第23回ワールドカップは北中米の16都市にまたがって開催される。

試合の大半が行われるのはアメリカだ。決勝トーナメントの試合はすべてアメリカ開催となる。そのほか、カナダの2都市とメキシコの3都市がグループステージの試合を開催する予定だ。

16都市は以下のとおり。開催される試合はまだ決まっていない。

2026年ワールドカップの開催会場

都市 スタジアム 収容人数
カナダ トロント BMOフィールド 45,500
カナダ バンクーバー BCプレイス・スタジアム 54,000
メキシコ グアダラハラ エスタディオ・アクロン 46,232
メキシコ メキシコシティ エスタディオ・アステカ 87,523
メキシコシティ モンテレイ エスタディオBBVA 53,500
アメリカ アトランタ メルセデス・ベンツ・スタジアム 71,000
アメリカ ボストン ジレット・スタジアム 65,878
アメリカ ダラス AT&Tスタジアム 80,000
アメリカ ヒューストン NRGスタジアム 71,795
アメリカ カンザスシティ アローヘッド・スタジアム 76,416
アメリカ ロサンゼルス SoFiスタジアム 70,240
アメリカ マイアミ ハードロック・スタジアム 64,767
アメリカ ニューヨーク メットライフ・スタジアム 82,500
アメリカ フィラデルフィア リンカーン・フィナンシャル・フィールド 69,176
アメリカ サンフランシスコ リーバイス・スタジアム 68,500
アメリカ シアトル ルーメン・フィールド 69,000

▶U-NEXTのSPOTV NOWパックならプレミアリーグやMLBも! 無料トライアル実施中

2026年ワールドカップ決勝はどこで開催される?

2026年FIFAワールドカップは2026年6月11日木曜(現地時間)に開幕し、約1か月後の2026年7月19日日曜(現地時間)に閉幕する。

報道によると、決勝戦の開催地は以下の3都市のいずれかになると見られている。

  • ロサンゼルス: SoFiスタジアム(カリフォルニア州イングルウッド)
  • ニューヨーク: メットライフ・スタジアム(ニュージャージー州イーストラザフォード)
  • ダラス: AT&Tスタジアム(テキサス州アーリントン)

過去に北中米で開催された男子W杯決勝は、メキシコシティとロサンゼルス郊外のパサデナだ。

  • 1970年: エスタディオ・アステカ(メキシコシティ)
  • 1986年: エスタディオ・アステカ(メキシコシティ)
  • 1994年: ローズ・ボウル(カリフォルニア州パサデナ)

▶無料&プレミアムで生中継! ABEMAでプレミアリーグ2022-2023をチェック!

2026年ワールドカップ大会形式

2026年FIFAワールドカップに出場する48チームは、4チームずつの12グループに分けられる。

各組上位2チームと、3位チームのうち成績上位の8チームがラウンド32に進出。ここから決勝トーナメントとなる。

決勝トーナメントは一発勝負で、90分で決着がつかなければ、延長戦や必要ならPK戦が行われる。

ラウンド32、ラウンド16、準々決勝、準決勝を経て決勝に至るまで、大会は合計104試合を行う。

関連記事:サッカーW杯関連コンテンツはこちらをチェック!

2026年ワールドカップの開催経緯・主な日程

男子のワールドカップがアメリカで開催されるのは、1994年に続く2回目。メキシコでは1970年、1986年に続く3回目だ。カナダでのワールドカップは2026年大会が初となる。

3か国は共同で大会招致を目指し、2018年のFIFAの投票で開催が決まった。

  • 2018年6月13日:アメリカ、カナダ、メキシコの共催が決定
  • 2022年7月18日:開催都市・スタジアムが発表
  • 2023年3月14日:FIFAが48チームの大会形式を承認
  • 2023年5月17日:FIFAワールドカップのロゴ発表
  • 2026年6月11日:FIFAワールドカップ2026開幕

原文:Fans rip FIFA World Cup 2026 logo after official reveal for men's tournament in USA, Mexico and Canada(抄訳)
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部

▶スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Simon Borg

Simon Borg Photo

Simon Borg is a senior editor at The Sporting News who has covered football/soccer for over a decade. A supporter of Italian club Parma Calcio from his years growing up in Europe, he was previously a long-time member of Major League Soccer's digital media team, as a multimedia content producer, on-air personality, and Editor-in-Chief. Based in New York City, Borg is multilingual and has covered the domestic and global scene for TSN since 2021.