FA会長、ウェンブリー・スタジアムは売却しても「サッカーの魂は売らない」

Iain Strachan

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イングランド・サッカー協会(FA)のマーティン・グレン会長は、ウェンブリー・スタジアムの売却を「裏切り」とみなして妨害するべきではないと主張した。

FAは先月、NFLジャクソンビル・ジャガーズとプレミア・リーグに昇格したフラムのオーナーを務める米国の大富豪、シャヒド・カーン氏から買収の申し出があったことを認めた。その額は8億ポンド(約1200億円)と言われている

パキスタン系米国人のカーン氏は改修費用の負担を約束し、イングランド代表の試合を優先することを保証。その他にNFLの試合など新たなイベントも行うという。

この提案を歓迎する人々がいる一方、FAがスタジアムの主導権を失うことに懸念を抱く者たちもいる。

グレン会長はFAの理事会で「この提案によって草の根レベルまで資金を回せるようになる」とした。

「過去に例のなかったほどの金額を地域のサッカーに投下できるチャンスだ。ウェンブリー売却の提案を受け入れることは’裏切り’ではない。サッカーの魂を売り払うわけではない。希望をなくした団体による、希望をなくした行動というわけでもない。必ずしも売却する必要はないし、何があろうともわれわれは計画していることを実行できるし、またするであろう。サッカー全体にとってのチャンスは、形を変えていくものだ」

「今、我々はFAが何のためにあるのか、一番に何をするべきかを決断するときである。イングランドのサッカー全体を考え、国内のあらゆるレベルのサッカーの発展を図るべきなのか? それとも最高級のスタジアムのオーナーシップや管理が大事なのか?」

「毎年毎年FAをより豊かな団体にし、イングランド代表とファンを再び結びつけるための投資を増やすチャンスなのである」(グレン会長)

原文:FA chairman denies 'selling the soul of the game' with £800m Wembley deal
翻訳:Hirokazu Higuchi

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Iain Strachan