新クラブW杯の日程・大会形式・出場チーム｜クラブワールドカップ2025

FIFAは2023年12月17日、クラブワールドカップの新形式について詳細を明らかにした。新たなクラブワールドカップは2025年夏にアメリカで開催される。

2000年から毎年開催されているクラブワールドカップは今後、4年ごとにFIFAワールドカップの前年に開催されるようになる。また、出場チームが拡大され、大会までの4年間の各大陸王者やその他のクラブが出場する。

毎年の大会としては、クラブワールドカップのこれまでの形式に若干の手直しが加えられるFIFAインターコンチネンタルカップが新たに開催される。2004年まで開催されていた欧州と南米の王者による対戦の大会名から名づけられた。

『スポーティングニュース』では、クラブワールドカップの変更や新たな大会の1回目の出場チームなどをまとめる。

クラブワールドカップ2025はいつ？

世界の32チームが出場する2025年のクラブワールドカップは、2025年6月15日から7月13日にかけて開催される。具体的な日程の詳細はまだ発表されていない。

大会日程は国際マッチカレンダーに合わせてあり、大会と欧州のクラブシーズン開幕までに時間の余裕が持たせられている。

しかし、北中米のリーグのスケジュールは暦年で組まれているため、CONCACAF（北中米カリブ海連盟）やCONMEBOL（南米連盟）のクラブはクラブワールドカップの日程を組み込まなければいけないだろう。

クラブワールドカップ2025出場チーム

各連盟に4つの出場枠が与えられているが、UEFA（欧州連盟）は12枠、CONMEBOLは6枠、OFC（オセアニア連盟）は1枠だ。また、開催国からも1チームが出場するが、資格取得の方法は未定となっている。

クラブワールドカップには4年周期で各大陸王者の称号を手にしたチームが出場。同一クラブが複数回の優勝を果たした場合は、その年の準優勝チームも資格を得る。

2025年の新形式導入に向け、FIFAは過去をさかのぼって出場資格を与えるため、すでに過去のクラブワールドカップ出場権を獲得したクラブが出場するケースもある。

*AFC（アジア連盟）は大陸大会のスケジュールを暦年から欧州リーグ形式に変更したため、4年のサイクルで優勝チームが3チームとなる。そのため、連盟のクラブランキングを通じて追加枠で出場資格を得るチームがある。
**アル・アハリは4年のサイクルでCAF（アフリカ連盟）のチャンピオンズリーグを2回制している（2021-2022シーズンと2022-2023シーズン）ため、連盟のクラブランキングを通じて追加枠で出場資格を得るチームがある。

クラブワールドカップ出場権に関わるFIFAのランキングシステム

FIFAは2023年末に最新のクラブランキングシステムを承認した。これはクラブワールドカップの出場資格に大きく影響する。

各連盟の主要なクラブ大会のグループステージで、勝利チームに3ポイント、引き分けなら1ポイントが与えられる。また、決勝トーナメントの各ラウンドで勝ち進むたびに3ポイントが与えられる。

ただ、例外が1つあり、この大会に限って、UEFAは現在の係数ランキングシステムを使用する。グループステージでの勝利で欧州クラブが手にするのは2ポイント、ドローなら1ポイントとなる。一方で、グループステージ出場で4ポイント、ラウンド16進出で5ポイント、その後の各ラウンド突破で1ポイントが与えられる。

クラブワールドカップ2025開催都市

クラブワールドカップ2025の開催都市はまだ決まっていない。

クラブワールドカップ2025大会形式

4年ごとに開催されるFIFAクラブワールドカップでは、出場32チームが1か月にわたって頂点を競う。大会は多くのファンにおなじみのグループステージと決勝トーナメントの二部構成だ。

32チームは4チームごとに8組のグループに分けられ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

以降はラウンド16から決勝まで、16チームによる一発勝負のトーナメント方式だ。特筆すべきは、この大会では3位決定戦が行われないということだ。

原文：Club World Cup 2025 in USA: Confirmed teams, format, schedule, dates for FIFA tournament with expanded field（抄訳）
翻訳：坂東実藍