【AFCアジアカップ】サッカー日本代表の歴史と成績

寺尾修輝 Shuuki Terao

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アジアカップ2011で優勝トロフィーを掲げるサッカー日本代表の李忠成と西川周作

4年に1度アジアの頂点を決める戦い『AFCアジアカップ』の2023年大会が2024年1月にカタールで開催される。第18回目となる今大会に、サッカー日本代表は10大会連続10回目の出場を果たす。

ここでは、アジアカップにおけるサッカー日本代表の歴史と成績についてまとめる。

サッカー日本代表 アジアカップ成績一覧

年度 開催地 日本の成績
1956 香港 不参加
1960 韓国 不参加
1964 イスラエル 不参加
1968 イラン 不参加
1972 タイ 不参加
1976 イラン 不参加
1980 クウェート 不参加
1984 シンガポール 不参加
1988 カタール グループステージ敗退
1992 日本 優勝
1996 UAE ベスト8
2000 レバノン

優勝

2004 中国 優勝
2007 インドネシア
マレーシア
タイ
ベトナム
4位
2011 カタール 優勝
2015 オーストラリア ベスト8
2019 UAE 準優勝
2023 カタール ベスト8

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AFCアジアカップとは

AFCアジアカップは、アジアサッカー連盟(Asian Football Confederation)が主催する男子ナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会。4年に1度開催されるアジアの頂点を決める大会である。

大会方式

2023年大会は24チームが本大会へ出場し、グループステージは、6つのグループに4チームずつ分かれて総当たり戦を行う。各チーム3試合を戦い、各組上位2チームおよび各組3位の成績上位4チームの計16チームがノックアウトステージ(決勝トーナメント)へ進出する。

グループステージ首位になると、ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)で他グループ2位または3位チームと対戦する。一方、グループ2位になると他グループ首位または2位チームと対戦することとなり、3位になると他グループ首位チームと対戦する。以降は一戦必勝の勝ち抜き戦となる。

2023年大会の本大会出場枠は24チームであるが、1968年大会までは4~5チームによる全チーム総当たり戦を採用しており、本大会出場チームは少なかった。しかし、大会を重ねるごとにチーム数は増加していき、2004年大会~2015年大会の本大会出場枠は16チーム、2019年大会からは24チームへ拡大された。

※開催年によって大会方式の変更あり。

アジアカップにおける日本代表の歴史

サッカー男子日本代表は、AFCアジアカップへ初めて出場した1988年大会以降、10大会連続で本大会へ出場している。グループステージ敗退を喫したのは初出場の1988年大会のみで以降は毎大会ベスト8以上の成績を残している。

日本はアジア最多の4度の優勝を収めている。最後に優勝したのは2011年のカタール大会。決勝のオーストラリア戦では延長戦の末に同国を下した。この試合の決勝点となったFW李忠成のボレーシュートは、多くのサッカーファンの記憶に今もなお刻まれていることだろう。

2015年大会はベスト8、2019年大会は準優勝と惜しくも優勝を逃している。毎大会優勝候補の一角と目されている日本からすればこの『アジアカップ』という大会は非常に難しい大会なのかもしれない。

なお、過去に日本が優勝した4大会の監督は全て海外出身者だった。2023年大会で日本が優勝すれば、森保一監督は日本人として初のアジアカップ優勝監督となる。

寺尾修輝 Shuuki Terao

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。サッカー担当。