三笘薫所属ブライトンvsマルセイユ戦勝敗予想｜UEFAヨーロッパリーグ2023-2024グループステージ第6節

ブライトンが、日本時間12月15日金曜早朝（12月14日木曜深夜）に行われるグループBの最終戦で、首位をかけてUEFAヨーロッパリーグ（UEL）で3度の準優勝経験を持つマルセイユとホームで対戦する。

マルセイユは、引き分け以上なら首位でフィニッシュし、ラウンド16にストレートインできる。一方、ブライトンが勝利すれば、相手を上回って首位に立つことができる。首位でフィニッシュした方は、2月のノックアウトステージ進出のための2試合制のプレーオフをスキップできる。

両クラブともにすでに忙しいスケジュールを抱えているため、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督と同様にマルセイユのゲンナーロ・ガットゥーゾ監督も、2か月後の追加の試合を避けたいと思うだろう。

ブライトンは、初めてのUELでAEKアテネに敗れた後、続くマルセイユ戦では0-2から同点に追いつき2-2で引き分け。その後のUELでは3勝をマークした。その間にはアヤックスを2度破り、第5節ではAEKにきっちりとリベンジを果たし、グループステージ期間中にしっかりと足場を固めた。

対するマルセイユも3連勝中で、AEKアテネを2度破り、前回の試合ではホームでアヤックスに4-3で勝利した。アヤックス戦では、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが93分にPKを決めて、グループ首位に立った。

マルセイユは、イングランドのチームに対する戦績を向上させたいと考えている。彼らが14試合戦ったうち、唯一の勝利は2007年10月のリバプール戦での1-0勝利であり、その後の3試合では、2013年のアーセナル、2020年のマンチェスター・シティ、2022年のトッテナム・ホットスパー相手に得点せずに敗北している。ただし、イングランドのチーム相手に4回引き分けており、その結果を今回も繰り返せれば十分だ。

マルセイユにとっての良いニュースは、けが人の状況が故障者を多く抱えるブライトンよりもはるかに良いということ。ブライトンの不在者リストには、ヨーロッパキャンペーンで活躍しているアンス・ファティ、オールアクションのサイドバック、ぺルビス・エストゥピニャン、ベテランストライカーのダニー・ウェルベック、そして華やかなフォワード、フリオ・エンシソが含まれている。

リーグ・アンで3連勝中のマルセイユは、UELのグループステージでのチーム史上最多得点を既に記録しており、5試合で14得点を挙げている。これは1992/93年のチャンピオンズリーグシーズンに匹敵し、当時彼らは大陸で最も名高い大会で優勝した。

三笘薫のUEFAヨーロッパリーグでのゴールに絡む待ち時間が2か月以上に及ぶことは時間の問題のような感じがする。最近のけがから回復したことで、通常はブライトンのスタメンにほぼ確実に名を連ねることができるようになっている。

三笘はAEKアテネ戦での68分間のプレーで、彼の基準に比べると控えめなゲームを展開したが、それは通常よりも抑制されたブライトンのパフォーマンスと調和しており、相手が予選進出を目指して必死になっている中で、ほとんどの時間を守備に従事し、フィジカルテストに応じる姿勢を示していた。

後で振り返ると、全方位に動く日本のウィンガーがブライトンの過密スケジュールの中でいずれかの時点で休息が必要だったのは避けられないことだった。2022/23年に10回得点し、8つのゴールを演出した三笘は、今シーズンもプレミアリーグとヨーロッパリーグでほぼゲームごとにゴールに絡んでいる。

26歳の三笘は、UEL第2節マルセイユ戦で悔しい思いをした。マルセイユのホームで行われた一戦では、三笘の不運なスリップがマルセイユのオープニングゴールにつながるプレーの引き金となった。ヨーロッパの舞台で比較的経験不足の選手たちにとって、初期段階にはよくあるエラー期間だ。

その初期の逆境から立ち直り、三笘はパスカル・グロスのゴールを演出し、ブライトンを引き分けに導いた。この1ポイント獲得は、後で振り返ってみると重要な勝ち点に見えてくる。

プレミアリーグのバーンリー戦では後半から途中出場しただけで、サイモン・アディングラの同点ゴールを演出した三笘。けがからの復調気配を見せる彼が、ヨーロッパリーグで初得点を決める可能性は十分にある。仮に三笘が先発しない場合、ブックメーカー「DraftKings」の三笘が得点するオッズ6倍は、より魅力的に映るだろう。