【ルヴァンカップ決勝展望】初優勝目論むアビスパ福岡と7季ぶり王座を狙う浦和レッズが激突|JリーグYBCルヴァンカップ2023

寺尾修輝 Shuuki Terao

【ルヴァンカップ決勝展望】初優勝目論むアビスパ福岡と7季ぶり王座を狙う浦和レッズが激突|JリーグYBCルヴァンカップ2023 image

11月4日(土)に国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝戦の対戦カードは、アビスパ福岡vs浦和レッズに決まった。7季ぶりの優勝を目指す浦和と、初優勝を目論む福岡。31代目チャンピオンに輝くのは果たしてどちらのチームになるのか。

ここでは、この試合の見どころを紹介する。

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ルヴァンカップ決勝戦の見どころ

3月に開幕したルヴァンカップもいよいよ決勝戦を迎える。このファイナルでは、アビスパ福岡と浦和レッズが激突する。堅守を強みとする両チームの対決ということもあり、1点を争う試合となるだろう。

アビスパ福岡は、今季、堅守速攻のスタイルを武器に大躍進を遂げている。また、ルヴァンカップでのクラブとしての成績を大きく更新し、決勝の舞台まで登り詰めた。しかし、直近の公式戦では2連敗中。J1第31節横浜F・マリノス戦では0-4で敗戦。第30節川崎フロンターレ戦には2-4で敗れ、2試合連続で4ゴールを奪われての敗戦となった。

この2試合で課題となったのはカウンターの対応だ。中盤での守備には強い福岡だが、背後のスペースへボールがわたるとピンチを招く場面が多い。つまり、この一戦では攻守の切り替えがより重要となる。相手の攻撃をうまく遅らせることができれば、福岡が試合の主導権を握る可能性は十分にある。

今季の福岡は相手陣内でのボール奪取から多くの得点を奪ってきた。そう考えると、高い位置でボールを奪うことができれば多くのチャンスを演出できるはずだ。福岡のキーマンは、FW山岸祐也。ポストプレーの上手さと決定力の高さが武器の選手で、福岡の攻撃において欠かせない存在だ。山岸がボールを握る回数を増やすことができれば、福岡の攻撃にリズムがもたらされるだろう。リーグ屈指の守備力を誇る浦和の堅守を崩すことはそう簡単ではないが、福岡の力を発揮し初タイトルを目指す。

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一方、浦和レッズは、7季ぶりに決勝の舞台へと登り詰めた。今季は、過密日程の中で怪我人やコンディション不良の選手を多く抱えるなど難しいチーム状況の中でも、マチェイ・スコルジャ監督のもと、ここまで接戦を制し勝ち上がってきた。この一戦は決勝戦ということもあり、大一番ならではの難しさがあるが、経験値の面で考えると浦和に分があるはずだ。

福岡同様に浦和も堅守に定評のあるチーム。今季、多くの試合を戦ってきた中で浦和の守備が崩れた試合はほとんどなく、リーグ戦では、31試合を終えて22失点。1試合平均では0.71と驚異の数字を記録している。そういった点から考えると、先制点を奪うことができれば浦和が逃げ切る可能性は高いだろう。そんな浦和の守備を支えるのが、リーグ屈指の2CBとも言えるアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテン。守備力はもちろんだが、足元の技術にも申し分はなく、攻撃面での貢献度も高い。

浦和のキーマンはFWホセ・カンテ。同選手はシュート技術に優れており、今季のゲームでも度肝を抜くゴールを多く奪ってきた。この大一番となる一戦で、今季の公式戦チームトップスコアラーのカンテが勝利へ導くゴールを奪うことはできるか。粘り強い守備と巧みな攻撃を武器に7季ぶりのタイトルを目指す。

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寺尾修輝 Shuuki Terao

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。サッカー担当。