「国民に謝罪したい」イタリア代表監督の辞任は決定的か

Peter Hanson

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ジャンピエロ・ヴェントゥーラは、まだイタリア代表監督を辞任していないと主張しているが、アズーリが2018年ワールドカップ予選で不名誉な敗退を喫したことが、彼の監督時代の終わりを強く示唆している。

月曜日(11月13日)ミラノで行われたスウェーデンとのプレーオフをスコアレスドローで終えたイタリアは、2戦合計1対0で敗れ、60年ぶりにワールドカップ出場権を逃した。

 

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イタリアの情報筋によれば、予選の結果に関わらず、ヴェントゥーラの監督としての立場は危うかったが、セカンドレグの残念な結果により、辞任のうわさは急激に現実味を帯びた。

ヴェントゥーラは、まだイタリアサッカー連盟(FIGC)の会長と話をしていないとして、辞任を否定しているが、スウェーデン戦が最後の采配だったことをほのめかした。

「まだ会長と話していないので、辞任は表明していない」ヴェントゥーラは、開始が遅れた記者会見でこう述べた。「遅れて申し訳ない。共に戦った選手たち一人ひとりに、あいさつがしたかったんだ。」

「自信があっただけに、耐えがたい厳しい結果となった。今日の試合では、障害を克服したいという猛烈な欲望があった。私は長年サッカーに携わっているので、それがどんなものか分かるんだ。」

「アズーリの一員だったことを誇りに思う。偉大な選手や将来有望な選手たちと共に戦うことができて光栄だった。勝てなかったことは残念だ。代表チームが人々にとってどんな存在であるか、今夜再確認したからだ。最後まで我々をサポートしてくれたサン・シーロの観客に感謝している。ファンは特別な存在だ。」

「予選通過して当然だったという事実は、今や重要ではない」彼は続けた。「評価すべきことは無数にある。連盟と会って話し合うつもりだ。会長や連盟と私の関係は良好なんだ。」

 

 

ヴェントゥーラ:「連盟と去就について話し合う予定だ。イタリア国民に謝罪したい。」

アズーリのレジェンド、ジャンルイジ・ブッフォンに続き、アンドレア・バルザーリとダニエレ・デ・ロッシも試合後に代表引退を発表した。

このような失意の中で彼らが代表としてのキャリアを終えなければならなかったことをヴェントゥーラは悔やんでいる。また、ファーストレグの敗戦を覆すことができなかったことを謝罪した。

「ブッフォン、バルザーリとデ・ロッシが代表を引退する事実は、周知の通りだ。ワールドカップを懸けて戦った。彼らにとって、私を含む全員にとってのワールドカップだった。」彼は付け加えた。

「本当に残念だ。この思いは選手一人ひとりに伝えている。スウェーデンでのファーストレグまでは、調整は順調に進んでいたんだ。」

「結果的に得点できなかったことが最大の敗因だ。ちょっとしたズレがあったんだ。私は何年もサッカーに携わっているので、不調和も受け入れる。それ以外のコメントは全く無意味だ。既に話したこと以外は話せない。」

「結果については謝罪するが、それまでの努力について後悔はない。しかし、結果が最も重要であることを私は理解している。」

原文:Italy coach denies resigning but strongly hints at exit after failing to qualify for World Cup

翻訳:Atsuko Sawada

Peter Hanson