11月20日から中東・カタールでサッカーのワールドカップ（FIFA W杯2022）が行われる。ここでは、日本代表の一員として世界に挑む選手たちのプロフィールを紹介する。
酒井宏樹はどんな選手？
名前：酒井 宏樹（さかい ひろき）
生年月日：1990年4月12日
年齢：32歳
身長：185cm
出身地：千葉県柏市
ポジション：DF
所属クラブ：浦和レッズ（Jリーグ）
サイドバックに求められる守備力と攻撃力、その両方を高次元で兼ね備えるのが酒井宏樹だ。守備面ではサイドバックながら185cmの体格を誇り、地上戦、空中戦のいずれもパワー負けすることはない。パワフルさに加えてスピードも抜群。カバーリングやウインガーとの1対1でも安定したプレーを見せる。攻撃時は機を見たオーバラップからのクロスが持ち味。酒井独特の低く速いボールは「高速クロス」として代名詞に位置づけられる。
中学年代から柏レイソルの育成組織でプレー。工藤壮人、指宿洋史、武富孝介ら多くのプロを輩出した「黄金時代」の一員でもある。トップチーム昇格後は3年目でブレイク。レアンドロ・ドミンゲスとのコンビはリーグ屈指の破壊力を誇り、2人そろってベストイレブンにも選出された。翌年から海を渡り、ハノーファー96で4シーズン、オリンピック・マルセイユで5シーズンを過ごした。2021年夏からは浦和レッズに所属している。
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今シーズンの活躍
右足第5中足骨骨挫傷による離脱期間もあったが、浦和の主力として多くの試合に出場。20試合に出場したJリーグでは優秀選手賞にも輝いている。AFCチャンピオンズリーグでは決勝進出に大きく貢献。特に準決勝の全北現代モータース戦では先制ゴールをアシストし、起死回生の同点ゴールも自身のスライディングとクロスから。気迫のこもったプレーで勝利に導いた。
海外での評価
海外ではハノーファーとマルセイユの2クラブに在籍。特に高い評価を得たのは5シーズンを過ごしたマルセイユ時代だ。移籍1年目からレギュラーに定着すると、屈強なフランスのアタッカー相手に一歩も引かないハードな守備でファンの心をつかんだ。
特にパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表のスター、ネイマールとは何度も対戦。ドリブル突破を完璧に抑えたシーンも少なくなく、ファンの間では「ネイマールを沈黙させた男」として称賛を浴びた。18/19シーズンにはファンが選ぶMVPにも選ばれている。
マルセイユの選手として185試合に出場。退団時にはクラブ公式SNSで「お疲れさま」という日本語とともに、功績を称える動画が掲載された。「誰にとってもお手本のような存在」「すべてをクラブに捧げた男」「本物の紳士であり、戦士だった」と別れを惜しむ声が寄せられた。
カタールW杯 大会展望＆注目国の戦力分析
大会展望｜日本｜ブラジル｜フランス｜ドイツ｜スペイン｜コスタリカ｜イングランド｜オランダ｜クロアチア｜ベルギー｜韓国｜カナダ
日本代表 選手名鑑
浅野拓磨｜板倉滉｜伊東純也｜伊藤洋輝｜上田綺世｜遠藤航｜鎌田大地｜川島永嗣｜久保建英｜権田修一｜酒井宏樹｜柴崎岳｜シュミット・ダニエル｜相馬勇紀｜田中碧｜谷口彰悟｜堂安律｜冨安健洋｜長友佑都｜前田大然｜町野修斗｜三笘薫｜南野拓実｜守田英正｜吉田麻也｜山根視来
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