テニス界の審判たちがセリーナ・ウィリアムズ戦のボイコットを検討

Arthur Weinstein

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全米オープン決勝でカルロス・ラモス審判と対立したのを受け、テニス界の審判たちはセリーナ・ウィリアムズの試合の担当をボイコットすることも考えているという。

イギリスの『The Times』紙によると、審判たちはウィリアムズ戦のボイコットだけでなく、審判による組合の設立についても検討しているそうだ。

日本の大坂なおみに敗れた全米オープン決勝で、ウィリアムズはラモス審判と口論。まずは警告を受け、次にポイントペナルティー、最後はゲームペナルティーを科された。ウィリアムズはラモス審判を「うそつき」「盗人」呼ばわりし、さらには性差別も非難している。

女子テニス協会とアメリカテニス協会の幹部たちは、ウィリアムズの性差別の主張を支持した。『Times』によれば、これが審判たちを怒らせたという。匿名の審判は同紙に対し、アメリカテニス協会が審判を支持せず、ラモス氏が「仕事をしただけでオオカミの群れに投げ込まれた」とコメント。「そのように虐待される用意はない」と話している。

国際テニス連盟は9月10日、「関連規則にそったジャッジ」で「つねにプロフェッショナルかつ誠実に役目を果たしていた」と、ラモス審判を擁護した。

だが、『The Guardian』によると、審判たちはラモス氏が「約48時間も困難な状況に直面させられ、誰も審判たちを支持していない」と感じているという。そのため、以前からアイディアとなっていた組合設立について話し合うことになったと報じられている。

大会主催者はウィリアムズに1万7000ドルの罰金を科した。

ウィリアムズとラモス審判の件はテニス界で議論の的となっている。レジェンドのマルチナ・ナブラチロワは『The New York Times』で、ウィリアムズが「私たちこれほど愛してやまないスポーツに敬意」を払うべきだったと主張。一方、ビリー・ジーン・キングやクリス・エバートはラモス氏の対応を批判した。

原文:Tennis umpires consider boycott of Serena Williams' matches, report says
翻訳:Hiroaki Nakamura


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Arthur Weinstein