キャットスーツを着用して全仏オープンに臨んでいるセリーナ・ウィリアムズ。元世界王者の彼女いわく、このキャットスーツには血栓が形成されるのを防ぐ役割があるのだという。
2017年の全豪オープン以来初のグランドスラム大会出場となったウィリアムズは、第一戦目、人目をひく黒のキャットスーツを着てクリスティナ・プリスコバにストレート勝ちを収めた。
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4大大会累計23度の優勝経験を誇る彼女は妊娠を機に現役から離れていたため、クレーコートでの実戦は2016年以来初となった。まるでマーベルのブラックパンサーのような試合用ウェアを身にまとった彼女は、新たな装いによって「スーパーヒーローになったみたい」と語った。
彼女は、「私はこれを“ワカンダ風キャットスーツ”って呼んでるの」と語った。「今のは冗談。これをデザインしたのは映画の公開前なの。でもやっぱり、この服を見てるとちょっとあの映画を思い出しちゃう」(編注:“ワカンダ”は、映画『ブラックパンサー』の劇中に登場する架空の国)
「気分は映画の中の戦士よ。ワカンダの戦うお姫様。……王女様だったかな。私の気持ちは常にファンタジーの世界の中にあるの。いつもスーパーヒーローになりたいと思っていたし、これは私なりのスーパーヒーローへのなり方とも言える」
「これを着ているときはスーパーヒーローの気分になるの」
Not all superheroes wear capes. Ours certainly doesn’t.
— WTA Insider (@WTA_insider) 2018年5月29日
Serena Williams on @TennisChannel:
"All the moms out there that had a tough pregnancy and have to come back and try to be fierce, in a middle of everything. That's what this represents. You can't beat a cat suit, right?” pic.twitter.com/VzU1MdBLVe
WTA(女子テニス協会)の公式ツイッター:
すべてのスーパーヒーローがマントを羽織っているとは限らない。私たちのヒーローもまた然り。セリーナ・ウィリアムズは、テニス・チャンネルでこう語った。
「世界中のすべての母親たちが、つらい出産を経たあとに職場復帰する必要があり、せわしない日々の中で激しく生きていかなくてはいけない。これが表しているのはそういったことなの。キャットスーツは簡単には打ち負かせないわよ」
しかし、このスーツは遊び半分で着ているわけではない。9月に出産を終えてからウィリアムズが経験していた、いくつかの健康問題を緩和してくれる代物なのだ。
「私はたくさんの健康問題を抱えていたの。血栓とか、それに、もう覚えきれないほどの症状をこの1年で患った」。彼女はさらに続けて語った。
「少なからず機能性があるのは間違いないわ。これまでも基本的にはパンツで試合をしてきたから血液循環を保つことができた」
「見た目は面白いけど、機能的でもあるの。これのおかげで何の問題もなくプレーできる」
「たくさんつらい目に遭ったけど、そのすべてを元通りに戻すのは簡単じゃないわ。他にも多くの女性が同じような経験をしてきたのに、私たちは産後の症状について話し合うこともしていない」
「だから誰も本質を理解していないの。でも、今は女性にも発言の場が与えられているし、情報交換もできる。私は声を大にして主張するわ」
「このスーツは、出産で精神的、肉体的につらい経験をしたすべての女性が、職場復帰して自身に満ちて自分自身を信頼している姿を象徴しているみたいに感じるの」
「今日は、すべてのママたちとその子供たちに良い影響を与えるための絶好の機会だと確信してる」
「この考えが広まってくれれば、私は心の底からそれを受け入れるわ」
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原文:Serena Williams says catsuit helps combat blood clots
翻訳:日本映像翻訳アカデミー