西武・中村剛也の1000打点は2000本安打より希少!次の達成は福留が濃厚もその次は?【3点解説】

Satoshi Katsuta

西武・中村剛也の1000打点は2000本安打より希少!次の達成は福留が濃厚もその次は?【3点解説】 image

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8月7日におこなわれた埼玉西武ライオンズとオリックス・バファローズの一戦で、中村剛也(西武)がプロ入り通算1000打点を達成した。プロ初打点を2003年9月28日の日本ハムファイターズ戦で記録して以来、約15年で積み重ねた大きな記録だ。

★ポイント1:1000打点は史上45人目の大記録

中村史上45人目の1000打点達成者となった。これは日本球界で51人が成し遂げた2000本安打よりも少ない。

打点ランキングを見ると歴代のトップは「世界の王」こと王貞治の2170打点で、それにつづくのが野村克也の1970打点だ。以降も門田博光(1678打点)、張本勲(1676打点)、落合博満(1564打点)とレジェンドの名前がズラリと並んでいる。

1000打点付近の名前を見ると古田敦也(1009打点)、井口資仁(1017打点)で、1050打点の稲葉篤紀までに9人がいる。中村にとって、今シーズンは歴代36位の稲葉の記録まで視野に入っている。

また現役選手で見ると広島東洋カープの新井貴浩が1295打点、読売ジャイアンツの阿部慎之助が1238打点と中村の上はふたりだけ。両選手ともに毎試合スタメンで出場しているわけではなく、シーズン終了時にはもう少し差が縮まりそうだ。

【通算打点ランキング】

1位(2170打点)王貞治
2位(1988打点)野村克也
3位(1678打点)門田博光
4位(1676打点)張本勲
5位(1564打点)落合博満

17位(1295打点)新井貴浩(現役)

22位(1238打点)阿部慎之助(現役)

36位(1050打点)稲葉篤紀
37位(1040打点)谷繁元信
38位(1037打点)立浪和義
39位(1034打点)青田昇
40位(1026打点)田中幸雄
41位(1020打点)江藤智
42位(1019打点)掛布雅之
43位(1017打点)井口資仁
44位(1009打点)古田敦也
45位(1002打点)中村剛也(現役)

※数字は2018年8月8日終了時点
※日本球界のみの数字

★ポイント2:清原ら黄金時代のメンバーを凌ぐ数字

西武の球団記録を見ると、1000打点以上を達成したのは中村が初めてだ。1980年代後半から1990年代にかけて築いた黄金時代のメンバーをも凌ぐ数字なのである。

清原和博や秋山幸二が西武でこの記録を達成できなかったのは、移籍が理由のひとつに挙げられる。ともに通算記録としては1000打点を超えているものの、西武在籍時に到達とはならなかった。(清原:1530打点、秋山:1312打点)

中村は1983年生まれで今シーズン中に35歳となる。今シーズンオフ以降のFAなどでの移籍の可能性は低い。ここから球団記録をどこまで伸ばすのか注目が集まる。

【西武・打点ランキング】

1位(1002打点)中村剛也(現役)
2位(915打点)清原和博
3位(858打点)秋山幸二
4位(835打点)石毛宏典
5位(811打点)伊東勤

★ポイント3:次のメモリアルは福留が濃厚!その次は?

中村の次に1000打点を記録するのは誰だろうか。日本球界のみで数えると、阪神タイガースの福留孝介が974打点で、今シーズン中の達成が期待できそうだ。

福留に続くのが、福浦和也(932打点)、内川聖一(916打点)のふたり。残り試合数から考えると、今シーズン中の達成の望みは薄い。また、両選手ともベテランであるため、来シーズン以降に達成できるかも微妙なところ。

今後、数年以内の達成が目指せそうな選手には松田宣浩(781打点)、中田翔(724打点)のふたりがいる。しかし、早くてもあと3年はかかりそう。その後ろには坂本勇人(695打点)がいるが、達成には4年から5年を要するだろう。

史上46人目の通算1000打点は福留で間違いない。その次の47人目は誰が記録するのだろうか。ベテランが意地で到達させるのか、それとも現在、中堅に位置する選手が数年後に到達させるのだろうか。2000本安打よりも希少な1000打点にも注目したい。

【現役・通算打点ランキング】

1位(1295打点)新井貴浩(広島)
2位(1238打点)阿部慎之助(巨人)
3位(1004打点)中村剛也(西武)
4位(974打点)福留孝介(阪神)
5位(932打点)福浦和也(ロッテ)
6位(916打点)内川聖一(ソフトバンク)
7位(886打点)中島宏之(オリックス)
8位(837打点)松井稼頭央(西武)
9位(810打点)鳥谷敬(阪神)
10位(781打点)松田宣浩(ソフトバンク)
11位(724打点)中田翔(日本ハム)

※数字は2018年8月8日終了時点

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Satoshi Katsuta

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かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。