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◎埼玉西武ライオンズが開幕8連勝
開幕前は先発投手陣に不安があるとの声が多く上がっていた埼玉西武ライオンズ。しかし、そんな声を一蹴するかのように1991年以来、27年ぶりとなる開幕8連勝を達成した。先週は5戦5勝。そのうち先発投手に4つの勝ち星がついており、勢いは止まらない。実力が未知数だった新外国人選手のファビオ・カスティーヨは、5回までパーフェクトピッチングをみせるなど、7回途中まで僅か1失点。戦力として計算が立ったのは辻発彦監督にとっても大きいだろう。
また、打線は中村剛也(打率.192)、金子侑司(打率.091)のふたりは不調だが、山川穂高(打率.379)、外崎修汰(打率.345)、秋山翔吾(打率.344)、森友哉(打率.333)、源田壮亮(打率.314)と3割打者がズラリと並ぶ。投打が噛み合った西武が10年ぶりの優勝に向け好スタートを切った。
◎打率4割への期待がかかる、北海道日本ハムファイターズ・近藤健介ほか
北海道日本ハムファイターズの近藤健介が今シーズンも好調だ。昨シーズンは離脱があり、計57試合の出場となった。が、打率.413と結果を残した近藤は、今シーズンもここまで打率.485と勢いは衰えていない。首位打者だけでなく、打率4割の夢を見せてくれそうだ。チームも先週は5勝1敗と貯金を作ることに成功している。ここからも近藤のバットが勝利に導きたいところだろう。
また、新人選手を見ると横浜DeNAベイスターズの神里和毅が結果を残した。開幕スタメンを勝ち取った後に「1番」へと昇格。ここまで打率.355、5盗塁とリードオフマンとしての役割を果たしている。DeNA(前進チーム含む)の野手による新人王は2000年の金城龍彦まで遡る。チームは18年ぶりとなる新人王受賞へ向け、さらに加速したいところだ。
◎故障により登録抹消された選手も……
開幕から好調な選手がいる一方で故障・ケガの影響で登録を抹消された選手もいる。広島東洋カープの4番・鈴木誠也が下半身の張りで登録抹消となった。また、読売ジャイアンツの陽岱鋼、東京ヤクルトスワローズの川端慎吾は死球を受けそれぞれ抹消となった。陽は骨折で復帰には1カ月以上かかる見込み。川端は頭部死球のため「脳震盪による特例措置」がとられており、脳震盪でないと認められれば、10日を待たずして登録が可能となる。
また、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大も右ヒジの張りで登録を抹消された。ローテーション投手の離脱は工藤公康監督にとっても悩みの種となりそうだ。
◎12年ぶりに松坂大輔が先発登板
今シーズンから中日ドラゴンズに加入した松坂大輔が、4月5日の読売ジャイアンツ戦に先発登板した。プロ野球での先発登板は、渡米前の埼玉西武ライオンズ時代の2006年9月26日以来となり、実に4209日ぶりの先発マウンドとなった。その松坂は初回に1点を失い、さらに3回には失策が絡んで2失点。5回を投げ3失点(自責2)、奪三振5の内容だった。被安打は8と打ち込まれたが、連打は1度だけに抑え要所を締めている。敗戦投手となったものの、最低限の投球を見せたことで、登録抹消後に再び先発機会が与えられることが濃厚だ。現時点では4月19日の阪神タイガース戦が2度目の先発となりそうだ。
※数字は2018年4月8日終了時点