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チームに何人いても困らないユーティリティープレーヤー。その多くは守備専門の選手であり、内野もしくは外野の守備固めを担うことが多い。しかし、今シーズンは多くのユーテリティープレーヤーがレギュラーとして活躍し、チームを助けている。
★ポイント1:走攻守揃った外崎修汰
埼玉西武ライオンズの「山賊打線」で6番を打つ外崎修汰が、本塁打を量産中だ。昨シーズンの外崎の本塁打は10本だったが、今季ここまで18本塁打を記録しており、20本突破も目前に迫っている。チームでは山川穂高、中村剛也といった長距離砲の存在に隠れるが、意外にもホームランが多い。さらには24盗塁と足の速さでもチームに貢献している。
その外崎の一番の強みは、やはり複数ポジションを守れることだろう。今シーズンも外野(72試合)、三塁(59試合)、二塁(11試合)と様々な守備位置で活躍しており、辻発彦監督の信頼は厚い。
昨年の11月に行われたアジアプロ野球チャンピオンシップでは日本代表に選ばれ、2020年の東京オリンピック出場にも期待がかかる。さらなる飛躍を遂げ、西武だけではなく、日本を背負うユーティリティープレーヤーとなれるか。
★ポイント2:打撃が売りのネフタリ・ソト
外崎に負けず劣らずのユーティリティーぶりを発揮しているのが、横浜DeNAベイスターズのネフタリ・ソトだ。今シーズンから加入したソトは故障や外国人枠の関係もあり、一軍に定着したのが5月と遅かった。しかし、ここまでに25本塁打を放ち、チームに欠かせない存在となっている。
来日当初はホセ・ロペスの負傷時に一塁を守ることを期待されていたが、実際は一塁だけでなく、チーム事情に合わせて右翼、二塁の守備にもつき、献身的な働きをしている。
守備が特別優れているわけではないが、「打撃力を考えればおつりが来る」というのがアレックス・ラミレス監督の考えだろう。3年連続となるクライマックスシリーズ出場に向け、あとがないDeNA。さまざまなポジションをこなすソトの活躍が、その命運を分けそうだ。
★ポイント3:内外野ともに守れる大城滉二と大和
内野・外野を問わず活躍するユーティリティープレーヤーはソトだけではない。オリックス・バファローズの大城滉二やDeNAの大和がそうだ。
今シーズンの大城は二塁を中心に三塁、遊撃、中堅、左翼と5つのポジションを任され、それぞれで及第点の守備を見せている。打撃は、打率.236、4本塁打、23打点と目立った成績ではないが、これだけのポジションを一定以上の水準で守れる選手の存在は、福良淳一監督にとっても心強いだろう。主力選手の不振や故障による戦力ダウンを最小限に食い止めている。
大和も同様だ。ショートを中心に試合に出場していたが、セカンドでのプレーも多く、8月からはセンターも守っている。低調だった打撃が改善され、8月の月間打率は.431と大きく調子を上げた。守備面が大きく買われていた大和に打撃力が加われば、まさに「鬼に金棒」といえるだろう。
このように、今シーズンはさまざまなタイプのユーティリティープレーヤーが奮闘している。これからは、ただ守るだけではなく、打てること、もしくは内外野を問わずに守れることがプロ野球選手に求められるようになるかもしれない。
※数字は2018年8月23日終了時点
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