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オーストラリア・ラグビー協会のトップ、レイリーン・キャッスルは、イズラエル・フォラウが、物議を醸している自身のSNS投稿によって、罰せられることはないと述べた。
「イズラエルの手記には、明らかに彼の宗教的信念がどれほど大切であるかが明記されており、それが彼のソーシャルメディアでのコメントの背景にある真意です」とキャッスルは述べた。
「イズラエル自身の言葉で、彼は意図的に人を怒らせたり、ラグビー界に迷惑をかけたりしたわけではないと書かれています。我々は、イズラエルの見解を受け入れます」
「オーストラリア・ラグビー協会は、この経験を生かし、全員にソーシャルメディアを使用する際には、義務が伴うということを周知徹底させます」
少し前の情報:
この一件は、しばらく長引きそうだ。
オーストラリアのスター、イズラエル・フォラウは、このまま関係が修復されない場合はラグビー界から去ると、オーストラリア・ラグビー協会に対し告げたことを明らかにした。
今月の初め、フォラウは「ゲイの人々は地獄に落ちる運命」と発言したことで、大きな論争を生むことになった。
彼が受けた批判は非常に大きなものだったが、オーストラリア・ラグビー協会のトップ、レイリーン・キャッスルは、フォラウが自身の見解のために、罰せられることはないと述べた。
29歳のフォラウは今回、オーストラリアのメディアプレーヤーズボイスに対し、協会とのミーティングで、ラグビーユニオンとの契約解除を申し出たことを明らかにした。
「ミーティングの間、僕は彼らにこう述べた。『インスタグラムのコメントで意図的に誰かを傷つけるつもりは毛頭なかったが、自分自身であることや、自分自身の信念から、逃げることはできなかった』」とフォラウは述べた。
「協会には彼らの立場があるし、メディアやスポンサー、その他のコミュニティからのプレッシャーがあることも僕は理解している」。
「レイリーンたちが、幹部やファンやスポンサー、もちろん選手やスタッフに対し、物事をきちんと説明しないといけないことも分かっている。ビジネスだからね」
「ビル・パルヴァーが、協会を代表して同姓婚を支持したことに賛成はできないが、その背後にある理由は理解している」
「じっくりと話し合った上で、レイリーンに対してこう言ったんだ。『僕が協会やスポンサー、オーストラリアのラグビーコミュニティに至るまで、傷つけてしまって、擁護できないレベルに達してしまったと感じたら、僕は即座に契約を解消する覚悟がある』」
「この2週間で、予想外の段階まで来てしまったので、もう少し詳しく説明する必要があると感じている」
フォラウは、NRLからAFLのジャイアンツに移籍したことが、「感情的崩壊」につながったことを明らかにした。
クラブで活躍しラグビーリーグを代表する選手だったフォラウが、2010年にジャイアンツとの600万ドルの4年契約にサインをしたことは、多くの人々に衝撃を与えた。
しかし、たった2シーズンを過ごしただけで、フォラウはラグビーユニオンへ移籍した。
そして今、そのスーパースターがNRLに戻ってくるとの憶測がある。
フォラウは、ラグビーユニオンの欧州チームから、オファーを受けたことについても言及している。そのチームは、現在オーストラリアで受け取っているよりも多くの年俸を支払う能力がある。
原文:Wallabies player Israel Folau offered to walk away from rugby union contact
翻訳:Atsuko Sawada