ラグビーワールドカップ2019の開催を控え、日本ラグビー界は以前にも増して国際色豊かになっている。トップリーグで海外スター選手の活躍を見かけることも多くなり、彼らが日本ラグビーを一緒に盛り上げてくれている。
2017年からサントリーに在籍しているマット・ギタウもその一人で、豪代表103キャップを誇るオーストラリア のレジェンドだ。家族と一緒に日本で生活を始めて1年半になるマットは、日本人の親切心や日本の治安の良さに満足しているという。
そんなマットがW杯の開催地の1つでもある福岡を観光した。福岡探索の一日を追っていこう。
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【禅】
マットが福岡で最初に体験した日本文化は日本人にはお馴染みの「禅」。せわしなく通勤する人々を横目に、マットは車で福岡のとあるお寺に向う。到着すると、穏やかな住職がマットを受け入れてくれた。
瞑想の手ほどきを一通り受けたマットは早速背筋を伸ばして呼吸を整え、瞑想を始めた。リラックスしすぎたマットが眠ってしまい、住職に警策を受ける一幕もあったが禅体験は無事に終了。頭をスッキリさせ、気持ちよく一日をスタートできたようだ。
【博多町家ふるさと館】
マットが次に向かったのは福岡の人々の明治・大正期の生活を学ぶことができる「博多町家ふるさと館」だった。伝統工芸の展示の中には実際に体験できるものもあり、絵を描くのが好きなマットは独楽の絵付けに挑戦した。
W杯でのオーストラリア代表の勝利を願い、チームカラーの緑と黄色を選んだマットは、回転させて駒に色をつける装置を上手に使って丁寧に絵付けをしていく。集中力を必要とする難しい作業だが、彩るごとに独楽に命が吹き込まれるその作業はとても楽しく、夢中になってしまったという。
独楽の回し方も教えてもらい、独楽を息子たちへのお土産にしたマット。子供たちの喜ぶ顔が楽しみだと語った。
【浮羽稲荷神社】
博多から車を走らせること1時間、マットの目に飛び込んで来たのは段々畑とそれを貫く不思議な赤い道だった。近づくうちにその赤い道の正体に気づいたようだ。
マットが見ていたのは91基の鳥居があることで有名な浮羽稲荷神社で、家族の幸せと無病息災を願う人が多く訪れる。また、最近では鳥居の美しさから“インスタ映えスポット”としても有名だ。
実際に鳥居を潜りながら社まで続く階段を登ったマットは、その幻想的な雰囲気のせいか、異次元にいるような感覚に陥ったという。
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【宮地嶽神社】
次に向かった宮地嶽神社は、1700年前に創建されたといわれる歴史ある神社で、年間220万人以上が訪れる人気のスポットだ。
神社の西側に位置する海に日が沈むとき、参道の階段が夕日に照らされることから、テレビCMでは度々「光の道」としてフィーチャーされ、今では認知度が全国区になっている。
マットが訪れたのは1月だったため惜しくも「光の道」を見ることはできなかったが、2月と10月には見られるチャンスが多いようだ。
【中洲】
マットの福岡観光も終盤。お腹が空いたマットは博多に戻り、中洲へ繰り出した。博多のローカルフードを試してみたいというマットに中洲の屋台はピッタリだった。
主人から「どこから来たのか」「日本にはいつからいるのか」と尋ねられると、マットは日常生活で覚えた日本語と簡単な英語を使って答え、お酒を飲みながら会話を楽しんだ。
おいしい地元のご飯を食べながら、福岡の人たちの人情に触れ、思い出深い夜になった。福岡を堪能したマットは、今回周りきれなかった名所を次回は家族と一緒に周遊したいと語った。
原文:Rugby Legends in Japan "Matt Giteau" - 5 places to visit in Fukuoka
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