【ブレディスローカップ2018】豪州のチェイカ監督は続投へ

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オーストラリア・ラグビー協会は、現在窮地に立たされている代表監督のマイケル・チェイカを全面的に支持すると主張している。

しかし、ブレディスローカップの王座を16年連続でニュージーランドに譲ってしまったことを受け、オーストラリア・ラグビー協会の最高責任者レイリーン・キャッスルは、チェイカ監督と面談を行うこととなった。 

第1戦と第2戦でニュージーランドに計78得点を許したオーストラリア代表のふがいないパフォーマンスは、「見逃すことはできない」とキャッスルは述べた。 

オーストラリア代表のチーム状況と、どうすればオールブラックスとの実力差を埋められるか、ということが面談の中心議題になるはずだ。 

国際大会でワラビーズは、4試合連続で敗北を喫している。そのうち2試合はアイルランド戦、他の2試合はニュージーランド戦だ。オーストラリアは、現在世界ランク5位に甘んじている。 

2014年にチェイカ監督が就任して以来、ワラビーズは50試合で25勝23敗2引き分けとしている。 

過去20年間、チェイカ監督が指揮をとった試合では、他のどの監督が指揮をとった試合よりも多くの得点を相手チームに許している。 

しかし、キャッスルによれば、来年のラグビーワールドカップまで残っている契約を前に、チェイカ監督が解任される可能性はない。 

「彼との契約は、ワールドカップが終了するまでです。彼にはプランがあり、我々はそのプランを承知しており、満足しています」28日、キャッスルはブリスベンで記者団に語った。 

「我々にできることは、ワラビーズがワールドカップで成功するために、組織として監督をサポートしていくことです」(キャッスル) 

「組織としても私自身も、確実に全面的にマイケル・チェイカをサポートしていきます」 

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南アフリカとアルゼンチンを含む4つの国で戦う国際リーグ戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップを前に、オーストラリア代表チームにはフルタイムのアシスタントコーチが送り込まれた。 

しかし、自国でアイルランドに歴史的な連敗を喫し、スーパーラグビーではオーストラリアカンファレンスは不振に終わり、ブレディスローカップではあっさりと完敗したことで、我慢の限界が近づいている。 

「特にディフェンスの部分で、機能していない面があるので、それについては、話し合う必要があると思います」キャッスルは述べた。 

「これまで積み上げてきたことを変えるのではなく、それをいかに発揮できるかが大事です。我々のラグビーコミュニティは幅広く、世界の舞台で著しい成功を収めてきました」(キャッスル)

「ワラビーズの成功を続けていくために、そのようなオーストラリア人専門家たちの力を借りない手はありません」 

この会見より前に、ワラビーズの前監督ボブ・ドワイヤーは、ブレディスローカップの屈辱的な結果を導いた現在のオーストラリア代表チームの状況を激しく非難した。 

しかし、1991年のワールドカップでワラビーズを優勝に導いたドワイヤーが非難したのは、チェイカ監督ではなく、選手たちだった。 

「彼らは、トレーニングが足りていない。30分の試合時間を残して、歩いている選手たちがいた」ドワイヤーは述べた。 

「攻めるべきは、ワラビーズの指揮官ではない」(ドワイヤー) 

原文:Michael Cheika: Rugby Australia says Wallabies coach will see out his contract
翻訳:Atsuko Sawada


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。