ハッカーが2018年平昌冬季五輪の機密情報にアクセスしようとしたことが明らかになった。
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マカフィーのAdvanced Threat Research(ATR)アナリストによれば、ハッカーは「農林部および平昌五輪が作成」と題した悪質なメールで、財務に関する暗証番号など重要な情報を盗もうとしたようだ。
主にアイスホッケー関連の団体が標的にされたが、その他にも多くの組織が狙われた。
「その大半がインフラ提供や支援業務を行う五輪関連の組織だ。ハッカーは、この手口で方々に罠を仕掛けようとしているようだ」と述べている。
韓国語のメールは、シンガポールのIPアドレスから送信されていたことが判明したが、いまだハッキングの容疑者は特定されていない。
五輪開幕を来月に控えているだけに、マカフィーは五輪関連団体にこうしたメールに対して注意を呼びかけている。機密情報を得るためのウィルスは、テキストや画像に埋め込まれた「ステガノグラフィ」という手法により仕込まれていた。
マカフィーの関係者は、「五輪が迫る中で、五輪関連のテーマを利用したサイバー攻撃は増加することが予測される」と語っている。
このサイバー攻撃のニュースが、北朝鮮選手団の参加を巡って約2年ぶりの開催となった南北会談の時期に届いたことは、興味深い。
原文:Hackers tried to steal Winter Olympics information
翻訳:日本映像翻訳アカデミー