話題の新SNS『Threads』(スレッズ)にスポーツ界から大物が続々と参加:トム・ブレイディ、レーン・キフィン、ステフィン・カリーらはツイッターから鞍替えか

Jacob Camenker

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マーク・ザッカーバーグ氏とイーロン・マスク氏がケージの中で対戦するという話はどうやら噂のままで終わりそうだ。しかし、少なくともネットでの戦いは始まっている。

7月5日(日本時間6日)、ザッカーバーグ氏が経営するメタがツイッターと競合するサービス『Threads』(スレッズ)の一般提供を開始したのだ。

この新しいアプリはインスタグラムと連携し、ツイッターに対抗しようとしている。ツイッターは2022年10月にマスク氏によって買収された。マスク氏が経営権を握って以来、ツイッターはツイッター・ブルーの導入やツイートデックの収益化など、数多くの変更を行なってきた。

ザッカーバーグ氏とメタはこうしたツイッターの変更に不満を抱くユーザーを新サービスに引き込もうとしている。

スレッズは瞬く間にツイッター上でも大きな話題になり、サービスを開始したその日には競合であるそのツイッター上のトレンドランキングで首位になった。そしてスポーツ界の大物が続々とスレッズに参加したことも、ユーザー数を大きく増やす効果をもたらした。

多くのアスリート、スポーツ・ジャーナリスト、そしてリーグ公式アカウントがスレッズに殺到した。彼らはまだこの新しいソーシャル・ネットワーク・サービスがどのようなものかを探っているようだ。

以下はスレッズにデビューした有名人の例である。トム・ブレイディやレーン・キフィンなどからの面白いポストも多く含まれている。

トム・ブレイディ(元NFL選手):パーティーに遅れないようにしているだけだよ

 

レーン・キフィン(ミシシッピ大学アメフト・ヘッドコーチ):南東カンファレンスでは一番乗り?

ステフィン・カリー(NBA選手):最近の僕はずっとこんな感じだよ。ゴルフ三昧だけど、バスケットボールも忘れてないから、心配しないで。

ヤニス・アデトクンボ(NBA選手): (絵文字のみ)

シモーネ・バイルズ(体操競技選手):ハーイ、みんないる?

エイドリアン・ウォジナロウスキー(スポーツライター):こんにちは?

ジョン・ボーイ(スポーツメディア):ジョン・ボーイは革新的なスレッズに参加します。

ジェイク・ポール(Youtuber、プロボクサー):これを「リ・スレッズ」した誰かに5000ドルを進呈します。

NHL公式アカウント:準備は万端!

セス・カリー(NBA選手):10年後にはこれが最初のポストだったって思い出すよ。

NBCサンデー・ナイト・フットボール:スレッズに滑り込み


言うまでもなく、上はこの新しいソーシャル・メディアのプラットフォームに参加したアスリート全員を網羅しているわけではない。ユーザーからの評判が上がれば、その数はもっと増えるだろう。

逆に言えば、スレッズの初期フィーバーが続く保証はどこにもない。このアプリはまだ立ち上がったばかりであり、ツイッターが持ついくつかの機能を真似る方法を探らなくてはいけないからだ。そのなかにはスポーツファンを獲得するためには必須の機能もある。例えば、スポーツファンがお目当てのイベントについてリアルタイムでハイライトや結果を知ることができる機能である。

それでもスポーツファンがスレッズの誕生を喜ぶ理由はある。上にあるように、お気に入りのアスリートやチームをフォローする新しい方法を手に入れたからだ。

原文: Sports world joins Threads app: Tom Brady, Lane Kiffin, Steph Curry flock to Twitter alternative
翻訳:角谷剛

Jacob Camenker

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Jacob Camenker first joined The Sporting News as a fantasy football intern in 2018 after his graduation from UMass. He became a full-time employee with TSN in 2021 and now serves as a senior content producer with a particular focus on the NFL. Jacob worked at NBC Sports Boston as a content producer from 2019 to 2021. He is an avid fan of the NFL Draft and ranked 10th in FantasyPros’ Mock Draft Accuracy metric in both 2021 and 2022.