辰年生まれの世界のスポーツ選手一覧|2024年版

小座野容斉 Yosei Kozano

辰年生まれの世界のスポーツ選手一覧|2024年版 image

2024年の干支は辰年だ。辰年生まれの世界のスポーツ選手は、歴史的なレジェンドが揃っている。サッカーの『王様』ペレ、ゴルフの『帝王』ジャック・ニクラウス、MLBのバリー・ボンズ、NBAのステフィン・カリー、NFLのペイトン・マニング、MMAのコナー・マクレガーらはいずれも辰年生まれだ。

ここでは、20世紀以降に生まれた辰年生まれの世界のスポーツ選手たちについてまとめる。

[AD] Amazonでフィトネス&トレーニンググッズをチェック!

サッカー

ペレ

  • 元ブラジル代表
  • 1940年10月23日生

ペレが史上最高のサッカー選手であることに誰も異論をはさまない、ブラジルの『王様』。選手として3度のFIFAワールドカップ優勝(1958、1962、1970)というという比類なき偉業を成し遂げた。22年間で通算1363試合に出場し、1281得点を記録、ブラジル代表としては99試合で77得点をあげた。2022年12月29日に偉大な生涯を閉じている。

ロナウド

  • 元ブラジル代表
  • 1976年9月22日生

ブラジルでは、ロナウドも辰年だ。大型のFWとして、現役時代に3度のFIFA年間最優秀選手賞を受賞し、2002年にはブラジルをワールドカップ優勝に導いた。ワールドカップ通算15ゴールは歴代2位で、ペレをも上回る。

クラレンス・セードルフ

  • 元オランダ代表
  • 1976年4月1日生

オランダ代表として活躍した、クラレンス・セードルフも辰年だ。アヤックス、レアル・マドリード、ミランと3つのクラブでUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たした。

アーリング・ハーランド

  • マンチェスター・シティ
  • 2000年7月21日生

現役世代ではアーリング・ハーランドが辰年だ。2000年7月21日、ノルウェー生まれで、現在はプレミアリーグのマンチェスター・シティFC所属。195cmの長身で、ニックネームは『デーモン』。2022年はリーグ戦36試合で35ゴールを記録した、圧倒的な決定力を持つ。

ゴルフ

ジャック・ニクラウス

  • 1940年1月21日生

ゴルフ界歴代最強の『帝王』ジャック・ニクラウスが辰年だ。競技における存在感では、サッカーのペレに匹敵する。メジャー大会(マスターズ、全米選手権、全米プロ、全英選手権)で優勝18回、PGAツアー73勝、最も困難な大会と呼ばれるマスターズでも最多タイとなる6回の優勝を果たした。また、メジャー大会では2位19回、10位以内73回と、安定した成績を残し続けた。

NBA

ジョン・ハブリチェック

  • 元ボストン・セルティックス
  • 1940年4月8日生

セルティックスの黄金期を支えたシューティングガード。1962年にプロ入り後、NBA王座を勝ち取ること8回、NBAオールスターにも13回選ばれた。2019年4月に亡くなっている。

ティム・ダンカン

  • 元サンアントニオ・スパーズ
  • 1976年4月25日生

スパーズで19年にわたり活躍し、チームを5回にわたってNBA王者に導いた。ドラフト全体1位で入団以来、シーズンMVP2回、ファイナルMVP3回、デビューからシーズン連続で、オールNBAに選ばれた。史上最高のパワーフォワードの1人と言われている。

ステフィン・カリー

  • ゴールデンステイト・ウォリアーズ
  • 1988年3月14日生

ウォリアーズに所属するカリーは現在36歳になる。チームをNBA王者に4回導き、シーズンMVPは2回、昨シーズンはファイナルMVPにも選出された。ポイントガードとして、並み外れた3ポイントショット決定能力を有し、キャリアとシーズンの3ポイント成功数の記録を持っている。スターぞろいのNBAの中でもその存在感は圧倒的だ。

ケビン・デュラント

  • フェニックス・サンズ
  • 1988年9月28日生

カリーと同い年のもう一人のスーパースター、ケビン・デュラントも辰年だ。現在はサンズに所属する。ウォリアーズ時代には2度のファイナル優勝を経験した。パワーフォワードとしては4回の得点王は現役最多で、NBAオールスターにも13回選出。米国代表としても、ロンドン、リオデジャネイロ、東京と3大会連続でオリンピック金メダルを獲得した。

MLB

ジョー・トーリ

  • 元アトランタ・ブレーブスほか
  • 1940年7月18日生

MLB史上初めて「選手として2000本安打、監督として2000勝」を記録した。ブレーブスなど3チームで強打の捕手・内野手として活躍、1971年にはナショナルリーグMVPに選ばれた。監督としては、ヤンキース時代の12シーズンで地区優勝10回、ワイルドカード2回。ワールドシリーズは3連覇を含む4回の優勝という実績を誇る。

バリー・ボンズ

  • 元サンフランシスコ・ジャイアンツほか
  • 1964年7月24日生

スラッガーとして、圧倒的な本塁打記録を持つボンズは2024年に年60歳になる。ピッツバーグ・パイレーツ、ジャイアンツの2チームで22年間プレーし、通算762本塁打、2001年にはシーズン73本塁打を記録した。いずれもMLB記録だが、筋肉増強剤使用の疑惑が付きまとい、いまだに野球殿堂入りを果たしていない。

NFL

ビル・ベリチック

  • ニューイングランド・ペイトリオッツHC
  • 1952年4月16日生

ヘッドコーチとして史上最多6回のスーパーボウル優勝を誇るベリチックは2024年に72歳になる。クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチを経て、ペイトリオッツのHCに就任。名クォーターバックのトム・ブレイディとのコンビで、20年近くにわたる王朝を築いた。レギュラーシーズン302勝(2023年第16週まで)、ポストシーズンは31勝で史上1位。

ペイトン・マニング

  • 元インディアナポリス・コルツほか
  • 1976年3月24日生

名QBアーチー・マニングを父に持ち、ドラフト全体1位でコルツに入団し、数々の記録を作った。晩年に移籍したデンバー・ブロンコスと2チームで、4回スーパーボウルに出場し、2回優勝した。シーズンMVPには史上最多の5回選出。パス能力では、ブレイディやドリュー・ブリーズ(ニューオーリンズ・セインツ)を上回って史上最高と評価されている。

MMA/総合格闘技

コナー・マクレガー

  • 1988年7月14日生

アイルランド出身の強烈なパンチと多彩な蹴り技を持つ天才的なストライカー。UFC史上初めて世界ライト級と世界フェザー級の2階級王者に同時に輝いた。ボクシングのレジェンド、フロイド・メイウェザー・ジュニアとも対戦し、話題となった。2021年には世界スポーツ長者番付の1位にもなった。

ハビブ・ヌルマゴメドフ

  • 1988年9月20日生

マクレガーのライバルとしても知られる。ロシア連邦のダゲスタン共和国出身。サンボとレスリングをベースにしたグラップラーで、2019年にはマクレガーと対戦し、見事に一本勝ちした。2020年に29戦全勝の記録を残して引退。母国ロシアでは、「最も有名なアスリート」調査で、フィギュアスケートの五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワと並んで1位になったこともある。

ボクシング

ウラジミール・クリチコ

  • 1976年3月25日生

カザフスタン生まれのウクライナ人。アトランタ・オリンピックスーパーヘビー級金メダリストに輝いた後、プロに転向した。2011年には、WBA・IBF・WBOの3団体統一、世界ヘビー級王者となり、3団体合計で45回の王座防衛に成功した。

プロレス

ルー・テーズ

  • 1916年4月24日生

オールドファンには懐かしい『鉄人』ルー・テーズはバックドロップを得意技に、NWA世界ヘビー級王者に6度輝いた、史上最強のプロレスラーとして知られている。

ジン・キニスキー

  • 1928年11月23日生

元NWA世界ヘビー級王者の『荒法師』ジン・キニスキー(カナダ生まれ)も辰年だ。テーズは2002年に、キニスキーも2010年に亡くなっている。

オートレース

マリオ・アンドレッティ

  • 1940年2月28日生

欧州出身で少年時代に家族で米国に移住したイタリア系米国人。1969年にインディ500マイルで優勝、F1では1978年に年間チャンピオン、ストックカーレースのNASCARでもデイトナ500で優勝するなど、どのような車種やレースにも対応できる万能のレーサーだった。

自転車

ミゲル・インデュライン

  • 1964年7月16日生

1990年代に最強の名をほしいままにした。スペイン生まれで、1991~95年にかけてツール・ド・フランス個人総合5連覇を達成した。また1992・93年のジロ・デ・イタリアでも個人総合優勝、1995年には世界選手権で優勝した。

テニス

リンゼイ・ダベンポート

  • 1976年6月8日生

米国生まれで長身、強打の女子選手として、ウィンブルドン、全米、全豪の3大大会に優勝した。

[AD] Amazonでランニングシューズをチェック!

世界で干支は理解されている?

干支は古代中国から始まったもので、アジアを中心に世界中に広まっている。「Chinese zodiac」、「animal zodiac」と言えば、英語圏の国でも理解してもらえるという。

小座野容斉 Yosei Kozano

小座野容斉 Yosei Kozano Photo

東京都出身 早稲田大学政治経済学部卒。1989年毎日新聞に入社、写真部のカメラマンとして、春・夏の高校野球、プロ野球、ラグビーなどを撮影。デジタルメディア局に異動後は、ニュースサイト編集の傍ら、「K-1」などの格闘技、フィギュアスケート、モータースポーツも撮影してきた。アメリカンフットボールは、個人のライフワークとして、トップリーグの「Xリーグ」を中心に年間約70試合を撮影・取材。2020年2月毎日新聞を退社後は、ウェブ「アメリカンフットボール・マガジン」で約700本の記事を配信した。また、「NFLドラフト候補名鑑」出版にも携わった。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。