スティーブ・カーは次のオリンピックでも指揮を取るのか?アメリカ代表の指揮官の今後について知っておくべきこと

David Suggs

小野春稀 Haruki Ono

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ウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーは、初めてのオリンピックでの指揮となったがこれを見事成功させ、アメリカ男子バスケをパリ五輪で栄光に導いた。

それはアメリカにとって簡単な道のりではなかった。二コラ・ヨキッチのセルビア、ビクター・ウェンバンヤマのフランスは手強いライバルであったし、世界中に才能あふれる選手が存在することを知らしめた。

だが最終的には、レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントが中心となって恐るべき力を見せ、アメリカを優勝へと導いた。

レブロン、カリー、デュラントの三人は、2028年のロサンゼルス大会ではアメリカ代表を離れるとされている。58歳のカーもまた、アメリカ代表を離れるのではないかと噂されており、この三傑の代表引退に続く可能性が高いであろう。

もしそうであれば、特に次のロサンゼルス五輪で彼の代わりを務める指揮官候補の問題が頭に浮かぶであろう。

アメリカ代表のオリンピックに向けた今後の展開はどうなるのか?ここまでで分かっていることを紹介する。


スティーブ・カーは次の五輪で指揮を取るのか?

ここまでの情報によると、カーは4年後の五輪では指揮を取らないようだ。フォーブスのエヴァン・サイドリーによると、カーは国際試合でのキャリアに終止符を打つと発表すると見られており、それはロス五輪では新たな指揮官が誕生することを意味する。

 

カーはパリ五輪期間中、セルティックスの看板選手であるジェイソン・テイタムや76ersの大黒柱ジョエル・エンビードをベンチに座らせるなど、いくつかの見過ごせない判断を下し、批判も集めた。

しかし選手たちは切磋琢磨し、チームは5大会連続の金メダルを獲得という結果を残し、最終的には全てが上手くいったのである。

(Getty images)

カーが代表チームを去るのであれば、彼の後任はチームに携わった人物から選ばれると考えることが出来るだろう。エリック・スポールストラとタロン・ルー、国際舞台での経験に富んだ彼らが候補になるだろう。スポールストラ、ルーともに優れた戦術家であることも、彼らが最も有力な候補である理由だ。

アメリカ代表のゼネラル・マネージャーであるグラント・ヒルは、選手とコーチの両方のための代表のパイプラインを作っておきたいという願いを明らかにした。2023年のワールドカップと2024年のオリンピックでカーの下で仕事をした2人は、組織の方針にもぴったり当てはまるだろう。

彼らには決定するまでに時間が残されている。だが、最善の策はヒルが望んだようにチーム内にあるように思われる。

原文:Will Steve Kerr coach in the next Olympics? What to know about USA Basketball's future ahead of 2028 LA Games

抄訳:小野春稀(スポーティングニュース日本版)

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David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。大学生。元はスポーティングニュースのNBAニュースを毎日楽しみにしていた読者であったが、今では縁あってライターとして活動している。小学生の時にカイリー・アービングのドリブルに魅了されNBAの虜に。その影響で中高6年間はバスケに熱中した。主にNBAの記事を執筆している。