パ・リーグ新人王争い、主な候補者の成績は?|プロ野球2024

森育海(Ikumi Mori)

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プロ野球も終盤戦に入った。盛り上がっているのは優勝、そしてクライマックスシリーズ出場争いだけではない。新人王(最優秀新人)の行方も注目を集めている。ここではパ・リーグにおける主な新人王候補者の成績を紹介する。※10月9日時点

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■主な新人王候補者成績

選手名球団守備成績
武内夏暉西武投手21試合 10勝6敗 145.1回 防御率2.17
金村尚真日本ハム投手29試合 7勝6敗 136回 防御率2.38
古田島成龍オリックス投手50試合 2勝1敗24ホールド 防御率0.79
古謝樹楽天投手15試合 5勝8敗 83.1回 防御率4.32
山村崇嘉西武内野手58試合 打率.219、2本、23打点、1盗塁
川村友斗ソフトバンク外野手88試合 打率.268、1本、14打点、3盗塁

パ・リーグの新人王争いでは投手の活躍が目立つ。中でも本命と言えるのが、2023年ドラフト1位で西武に入団した武内夏暉だ。シーズン序盤から先発で活躍し、5月には月間MVPを受賞。7月以降は先発ローテーションに定着し、二桁勝利・規定投球回を達成した。

対抗馬となりそうなのが、日本ハムの2年目・金村尚真だ。シーズン序盤は中継ぎ起用がメインだったが、5月から先発に定着。規定投球回到達にはやや厳しいところにいるが、CS争いを繰り広げるチームに大きく貢献している。

古田島成龍(オリックス)はドラフト6位入団ながら開幕一軍を掴むと、開幕から22試合連続無失点の新人タイ記録を達成。シーズンを通して一軍のブルペンを支えている。古謝樹(楽天)もシーズン序盤にデビューし、登板間隔を空けながらではあるが、コンスタントに登板している。

野手では高卒4年目の山村崇嘉(西武)が存在感を発揮。今春支配下登録を掴んだ大卒3年目の川村友斗(ソフトバンク)も、随所で良い働きを見せている。

■新人王資格とは?

新人王の資格を有するのは、昨年のドラフト会議で指名された文字通りの新人だけではない。2年目以降でも資格を有する選手は存在する。

新人王の資格は下記の通り

  • 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
  • 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
  • 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内
  • 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内

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森育海(Ikumi Mori)

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フリーランスのライター、エディター。子供の頃から野球が好きで、プロ野球、高校野球、大学野球など幅広く応援・観戦。学生時代には新聞社のアルバイトで高校野球の紙面作りに携わる。大学卒業後は一般企業を経て、スポーツメディア業界に転職、独立。