【NPB】12球団が6月半ばから下旬の開幕を目指すことで一致「来月のどこかで開催できれば」

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5月11日、日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団はオンラインで12球団代表者会議を開催し、6月半ばから下旬の開幕を目指すことで一致したことを発表した。

同日行われた新型コロナウイルス対策連絡会議では専門家チームから「現時点で開幕日を決定するのは難しい」という意見を受け、明確な開幕日の決定には至らなかったものの、一つの目安が示された形となった。

斉藤惇コミッショナーは既にプロ野球が開幕している台湾と韓国からガイドラインを取り寄せてNPB版のガイドライン案を作り上げていることを公表し、「皆さんの健康を十分考慮しながら、なんとか来月のどこかで開催できればと思っております」とコメントした。

7月に開催が予定されていたオールスターゲームとフレッシュオールスターゲームは、出場選手の選出に着手できないことや関係各所との調整が期間的に困難と判断され、中止が決定した。

斉藤惇コミッショナーのコメント全文は次の通り。

「何度も開幕日が決まらないということは我々も残念に思いますし、選手やファンの方々にもたいへん心苦しい思いです。またオールスターゲームは70年の歴史があるのですが、中止ということになり、非常に心苦しく、待ちわびておられたファンの方々、関係者の方々に大変申し訳なく思っております。我々は日本のスポーツを開催する、そして皆さんに夢をもってもらい、元気になってもらうということも大事な仕事だと考えております。お隣の台湾や韓国においては、いろいろ条件をクリアしながらゲームが始まっております。我々も状況が許せば、真摯に問題に取り組みながら開催に向かっていこうと考えており、そのために両国から取り寄せたガイドラインをベースに、我々なりのガイドラインの案をすでに作り上げております。それをもう少しブラッシュアップして開催に向かっていきたいと思います。たとえ無観客であっても、決してお金のためとかではなく、それよりもこの暗い世界において、なんとか皆さんに夢と希望と元気を持ってもらおうと、ハツラツとしたゲームを見てもらいたい、という気持ちで取り組んでおります。 また選手の方々も、そのような気持ちを非常に強く持っており、我々も選手の方々の健康・衛生、あるいはサポートするスタッフ、審判員等々の皆さんの健康を十分考慮しながら、なんとか来月のどこかで開催できればと思っております」。