FA権(フリーエージェント権)取得選手の動向は?2023年オフの有資格者一覧|プロ野球

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プロ野球ではオフシーズンとなる11月以降、選手の移籍などが大きな話題になる。中でも大きな関心を集めるのがFA(フリーエージェント)での移籍だ。この記事では2023年中にFA権を取得した選手の一覧や、その動向などを紹介する。

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FA権保有選手一覧

※2023年10月23日発表

読売ジャイアンツ

 今季取得選手保有選手
国内FA権 三上朋也
海外FA権鍵谷陽平
小林誠司
坂本勇人
丸佳浩
中田翔
菅野智之
中島宏之
長野久義
松田宣浩

東京ヤクルトスワローズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権田口麗斗 
海外FA権 石川雅規
川端慎吾
青木宣親
中村悠平
山田哲人
荒木貴裕
石山泰稚

横浜DeNAベイスターズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権石田健大
今永昇太
柴田竜拓
戸柱恭孝
西浦直亨
三嶋一輝
海外FA権宮﨑敏郎
山﨑康晃
桑原将志
藤田一也
伊藤光
大田泰示

中日ドラゴンズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権ビシエド田島慎二
松葉貴大
加藤翔平
海外FA権高橋周平
祖父江大輔
大島洋平
堂上直倫
谷元圭介
福田永将
大野雄大
後藤駿太
涌井秀章

阪神タイガース

 今季取得選手保有選手
国内FA権 岩貞祐太
海外FA権梅野隆太郎 

広島東洋カープ

 今季取得選手保有選手
国内FA権上本崇司
中﨑翔太
磯村嘉孝
野間峻祥
西川龍馬
海外FA権田中広輔
大瀬良大地
九里亜蓮
野村祐輔
會澤翼
松山竜平
菊池涼介
堂林翔太

北海道日本ハムファイターズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権加藤貴之木村文紀
海外FA権 宮西尚生
中島卓也

東北楽天ゴールデンイーグルス

 今季取得選手保有選手
国内FA権茂木栄五郎塩見貴洋
海外FA権岡島豪郎
松井裕樹
辛島航
則本昂大
鈴木大地
銀次
西川遥輝
岸孝之
島内宏明
炭谷銀仁朗
浅村栄斗
田中将大

埼玉西武ライオンズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権平井克典
山川穂高
源田壮亮
 
海外FA権 栗山巧
金子侑司
中村剛也

千葉ロッテマリーンズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権 石川歩
中村奨吾
岡大海
三木亮
海外FA権田村龍弘唐川侑己
角中勝也
益田直也
荻野貴司

オリックス・バファローズ

 今季取得選手保有選手
国内FA権大城滉二
小田裕也
若月健矢
山﨑福也
 
海外FA権比嘉幹貴T-岡田
安達了一

福岡ソフトバンクホークス

 今季取得選手保有選手
国内FA権東浜巨
武田翔太
森唯斗
海外FA権嘉弥真新也今宮健太
中村晃
柳田悠岐
和田毅

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2023年オフにFA権を保有する選手の動向

12月24日:松井裕樹がパドレスと契約

東北楽天ゴールデンイーグルスから海外FA権を行使していた松井裕樹が、サンディエゴ・パドレスと契約した。MLB公式ウェブサイトのマーク・フェインサンド記者によると、総額総額2800万ドル(約39億7600万円/1ドル142円換算)の5年契約となっている。

12月20日:石田健大がDeNA残留

横浜DeNAベイスターズが国内FA権の行使を表明していた石田健大と契約更改したことを発表した

12月19日:ソフトバンクが西武からFAの山川穂高を獲得

福岡ソフトバンクホークスが国内FA権の行使を表明していた埼玉西武ライオンズの山川穂高の獲得を発表した

11月25日:日本ハムがオリックスからFAの山﨑福也を獲得

北海道日本ハムファイターズが国内FA権の行使を表明していたオリックス・バファローズの山﨑福也の獲得を発表した

11月22日:オリックスが広島からFAの西川龍馬を獲得

オリックス・バファローズが国内FA権の行使を表明していた広島東洋カープの西川龍馬の獲得を発表した

11月15日:NPBが松井裕樹、山川穂高らフリーエージェント宣言選手を公示

日本プロ野球機構(NPB)が、2023年度のフリーエージェント宣言選手を公示した

国内FA宣言選手は西川龍馬外野手(広島)、石田健大投手(DeNA)、山﨑福也投手(オリックス)、平井克典投手(西武)、山川穂高内野手(西武)の5名。

海外FA宣言選手は田村龍弘捕手(ロッテ)、松井裕樹投手(楽天)の2名。なお、田村は既に宣言残留を表明している。

11月14日:西武の山川穂高が国内FA権行使を表明

埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手が、国内フリーエージェント権の行使を表明した。

山川は球団を通じ「この度、私が取得させて頂いたFA権の行使について、皆様にお伝えさせて頂きます。結論を先に申し上げますと、今回、FA宣言をさせて頂くことを決断致しました」とコメントを発表した。

11月14日:広島の西川龍馬が国内FA権の行使を表明

広島東洋カープの西川龍馬外野手が、保有していた国内FA権の行使を表明した。

11月11日:日本ハムの加藤貴之が残留を表明

北海道日本ハムファイターズの加藤貴之投手が、今季取得した国内FA権を行使せず、残留することを表明した。

加藤は球団を通じ「ファイターズに育ててもらって感謝していますし、本当に必要としてくれて、そこが一番うれしかった。悩みはしましたけど、ファイターズでプレーしたいという思いが一番でした」とコメントを発表した。

11月9日:ロッテの田村龍弘が宣言残留を表明

千葉ロッテマリーンズの田村龍弘がFA宣言し、残留することを表明した

11月9日:西武の平井克典が国内FA権を行使

埼玉西武ライオンズの平井克典投手が、今季取得した国内FA権を行使することを表明した

球団を通じ平井は「FA権を行使した背景は、時間をかけてもっとライオンズと話をさせていただきたいという思いからです。かけがえのない仲間もたくさんいますし、先輩や後輩たちとまだまだ一緒にプレーしたいです」とコメントした。

11月5日:日本ハムの宮西尚生と中島卓也が残留を表明

北海道日本ハムファイターズは、海外FA権を保有している宮西尚生投手、中島卓也内野手と来季契約合意に達したことを発表した。両選手は海外FA権を行使せずに残留することを表明した。

会見で宮西は「ここ数年、個人的にもチーム的にも悔しいシーズンが続いているので、来季こそ勝ち切れるチームになり、その一員として戦い続けられるように頑張りたい」とコメント。

中島は「ここ数年Aクラスから遠ざかっているので、このエスコンフィールドで試合に出て勝利に貢献したい」と意気込みを語った。

10月23日:NPBがFA有資格選手を公示

日本野球機構(NPB)が2023年度のフリーエージェント(FA)有資格選手名簿を公示した。今季新たに国内FA権を取得したのはDeNAの今永昇太ら21名、海外FA権を取得したのは楽天の松井裕樹ら20名。

既に国内FA権を保有していた15名、海外FA権を保有していた50名と合わせて106名がFA有資格選手となった。

FA権行使による移籍について

プロ野球選手は一定の期間、出場選手登録されるとFA(フリーエージェント)権を行使して移籍することが可能になる。FA権には国内、海外の2種類があり、取得するのに必要な期間が異なる。また、高卒での入団か、大卒や社会人からの入団かで期間も異なってくる。

2007年以降のドラフトで入団した選手の場合、国内FA権を取得するには高卒なら8年、大卒・社会人なら7年かかる。2006年以前のドラフトで入団した選手は高卒・大卒・社会人にかかわらず8年が必要。海外FA権を取得するには、入団の経緯にかかわらず9年が必要となる。2度目のFAは、前回の行使(国内、海外問わず)から4年で取得できる。

FA権を取得するのに必要な年数は、一軍登録日数145日を1年で換算し、その合計年数で取得が決まる。

FA権を行使する選手は、日本シリーズが終了した翌日から土日祝日を除く7日間以内にFA権の行使を宣言しなければならない。宣言期間終了翌日にNPBから宣言選手として公示され、所属球団をはじめ全球団(海外FAの場合は海外球団含む)と交渉が可能になる。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。