高校野球の名門として知られ、大谷翔平や菊池雄星らを輩出した花巻東高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。
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■花巻東高出身のドラフト指名選手一覧
※NPBのみ
※ドラフト制(1965年)以降
選手名 | 卒業年度 | 球団 | プロ入り年・順位(経歴) |
---|---|---|---|
泉沢彰 | 1963 | 西鉄 | 1969年1位(※花巻商、盛岡鉄道局) |
神農清治 | 1971 | ロッテ | 1971年14位 |
菊池雄星 | 2009 | 西武 | 2009年1位 |
大谷翔平 | 2012 | 日本ハム | 2012年1位 |
岸里亮佑 | 2013 | 日本ハム | 2013年7位 |
高橋樹也 | 2015 | 広島 | 2015年3位 |
千葉耕太 | 2016 | 楽天 | 2016年育成1位 |
西舘勇陽 | 2019 | 巨人 | 2023年1位 |
松本遼大 | 2020 | 日本ハム | 2020年育成1位 |
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■2024年度花巻東高の注目選手
スケールの大きな選手を多く輩出することで知られる花巻東高。今年度のチームにも楽しみな選手が多い。ここでは葛西陸、小松龍一、古城大翔の3人をピックアップする。
小松龍一(こまつ・りゅういち)
最速147キロのストレートに、スライダー、カーブ、フォークなどを武器とする本格派右腕。花巻東高では2年春からベンチ入りし、公式戦に登板。同夏には岩手大会決勝で完封勝利を挙げて優勝に貢献した。
夏の甲子園でも4試合中3試合に登板(うち先発2)するなど主力として活躍し、ベスト8進出に大きく貢献した。2年秋からエースとなったが、3年春はエースナンバーを同期の葛西陸に譲る形となった。
葛西陸(かさい・りく)
小松同様、2年時から主力として公式戦に登板した左腕。背番号「16」で臨んだ2年夏の甲子園では、準々決勝までの4試合中、3試合に登板した。先発した3回戦の智弁学園高戦では、前日にフォームチェンジ。それまでのオーバースローからサイドスローへの転向を決断し、ぶっつけ本番で好投を披露した。
3年春には背番号「1」を背負い、岩手大会優勝に導くなど、チームの中心へと成長を遂げた。
古城大翔(ふるき・だいと)
この春、花巻東高に現れた大型スラッガー。父は日本ハム、巨人などで内野手として活躍し、現在は巨人の三軍コーチを務める古城茂幸氏。大翔はその父を上回る181cm91kgの恵まれた体格から、長打を量産する大型選手だ。
花巻東高でも1年春からベンチ入り。大谷翔平や菊池雄星、佐々木麟太郎らが背負った背番号「17」を纏い、4番でも出場した。既にスーパー1年生として話題を呼んでおり、今後の活躍に期待がかかる。
■花巻東高を指揮する佐々木洋監督
佐々木洋(ささき・ひろし)
1975年7月27日生まれ。黒沢尻北高、国士舘大で捕手としてプレー。横浜隼人高でコーチを務めた後、2001年に花巻東高の監督に就任した。甲子園には夏9回、春4回出場し、春に準優勝1回。
これまでに菊池雄星(ブルージェイズ)、大谷翔平(ドジャース)、西舘勇陽(巨人)らを育てた。
■2024年度花巻東高の公式戦成績(23年秋~)
2023年
秋季岩手大会:2回戦敗退
- 地区予選:花巻南高(11-1)
- 2回戦:盛岡大付高(6-7)
2024年
春季岩手大会:優勝
- 地区予選2回戦:花巻農高(13-0)
- 地区代表決定戦:花巻南高(9-2)
- 地区予選決勝:専大北上高(18-6)
- 2回戦:一関二高(6-0)
- 準々決勝:盛岡誠桜高(8-0)
- 準決勝:水沢商高(10-0)
- 決勝:盛岡大付高(3-0)
春季東北大会:優勝
- 準々決勝:秋田商(8-4)
- 準決勝:青森山田(2-0)
- 決勝:弘前学院聖愛(3-2)
選手権岩手大会:優勝
- 2回戦:花巻農(5-0)
- 3回戦:釜石商工(11-0)
- 準々決勝:盛岡中央(6-1)
- 準決勝:一関学院(6-2)
- 決勝:盛岡大付(4-3)
夏の甲子園:2回戦
- 2回戦:滋賀学園(0-5)