【9月度サヨナラ賞】セは巨人の吉川尚輝、パは楽天の茂木栄五郎がともに初受賞

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10月14日、日本野球機構(NPB)は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる「スカパー!サヨナラ賞」の9月度の受賞選手を発表した。

セ・リーグは巨人の吉川尚輝、パ・リーグは楽天の茂木栄五郎が両選手ともに初受賞となった。

巨人の吉川尚は9月22日の広島戦(東京ドーム)で4-4で迎えた9回裏2アウト三塁の場面でライト前にサヨナラ打を放った。この試合では、開幕12連勝をかけて菅野智之が先発。巨人は5回までに4点を奪い、菅野は8回3失点で勝利投手の権利を持って降板するも、9回表にデラロサが松山竜平に適時打を打たれ試合は振り出しに戻る。直後の9回裏、巨人は代打・石川慎吾がヒットで出塁。その後2アウトとなるも、相手投手の牽制悪送球で走者が三塁に進塁し、吉川尚が9月1日のDeNA戦(東京ドーム)につづき9月2度目のサヨナラ打で試合を決めた。吉川尚は「去年はチームに貢献できなかったので、今年は開幕からやってやるぞという気持ちで臨んでいましたし、現在マジックも点灯して、リーグ優勝目指して一日一日全員で戦うことを意識してやっています」とコメントした。

楽天の茂木は9月11日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で3-4と1点ビハインドの10回裏、1アウト二塁の場面で打席に立ち、5球目をライトスタンドに運んで劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。茂木は打席に立った時の心境を「10回表に勝ち越されてしまい、嫌な流れだったので、なんとか振り払おうと思って必死で打席に入りました」と振り返った。延長戦での逆転サヨナラ弾は球団史上初の快挙で、茂木のサヨナラ本塁打は2018年8月12日以来自身2本目。今年からキャプテン任され、打率.301と好調を維持していたもののコンディション不良で9月30日に一軍を外れており、「(3位からの浮上を目指して)巻き返そうという時にグラウンドに立てないというのは不甲斐ないです。一軍の皆を信じて、早く一軍に復帰できるようにしっかり調整して、一日でも早く一軍に戻れるように」とコメントした。