2023年プロ野球の開幕投手一覧|エスコンフィールドの初戦は加藤貴之と田中将大の投げ合い

Sporting News Japan Staff

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3月30日に2023年のプロ野球公式戦が開幕を迎える。ここでは全球団の開幕投手を一覧で紹介する。

※情報は3月30日時点で、随時更新予定。

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パ・リーグ

オリックス・バファローズ:山下舜平大(初)

昨シーズン日本一のオリックスは、2020年ドラフト1位で入団した3年目右腕の山下舜平大を開幕投手に抜擢。一軍登板経験のない投手が開幕投手を務めるのは、球団では69年ぶりのこと。オープン戦で自己最速となる158キロを計測するなど急成長中の右腕が、初登板初先発でベールを脱ぐ。

福岡ソフトバンクホークス:大関友久(初)

大関友久は2019年育成ドラフト2位で入団した左腕投手。2年目に支配下登録を掴み取ると、2022年は前半戦で6勝をマークした。8月に精巣がんの疑いのため摘出手術を受けるも、9月に復帰。4年目で大役を務めることになった。

埼玉西武ライオンズ:髙橋光成(3年連続3度目)

今シーズンから就任した松井稼頭央監督が2月13日13時13分ほぼ13秒に、背番号「13」の髙橋光成に「開幕頼むぞ」と伝えたことを明かした。髙橋は2年連続二桁勝利をマーク。エースとしてチームを4年ぶりのリーグ優勝へチームを導きたい。

東北楽天ゴールデンイーグルス:田中将大(11年ぶり2度目)

日本球界復帰後は初の開幕投手を務めることが決まった田中将大。メジャーリーグでも4度の開幕投手を務めたが、日本では2012年以来11年ぶり。駒大苫小牧高時代を過ごした北海道の地で、新球場の初勝利を手にできるか。

千葉ロッテマリーンズ:小島和哉(初)

初の大役を務めることが決まった小島和哉は、2018年ドラフト3位で入団した5年目の左腕投手。2021年に自身初の二桁勝利をマークし、2022年は2年連続の規定投球回に到達して防御率3.14と好投も、3勝止まり。2023年は勝てる投手として、吉井理人新監督を胴上げしたい。

北海道日本ハムファイターズ:加藤貴之(初)

新球場のエスコンフィールド北海道のこけら落としで登板するのは、「左のエース」加藤貴之だ。2022年9月29日、札幌ドームでの最終戦セレモニーで新庄剛志監督が電撃発表し、ファンを驚かせた。2022年はプロ野球新記録となる「規定投球回に到達して与四球11」と、抜群の制球力を披露。2023年はチームのリーグ優勝、日本一に貢献したい。

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セ・リーグ

東京ヤクルトスワローズ:小川泰弘(3年連続7度目)

2年連続でセ・リーグを制したヤクルトは、エースの小川泰弘が3年連続7度目の開幕投手を務める。昨シーズンは8勝と二桁勝利には届かなかったものの、3年ぶりに規定投球に到達して防御率2.82の好成績残した。リーグ3連覇を目指すチームの大黒柱として、チームを勝たせる投球を見せられるか。

横浜DeNAベイスターズ:石田健大(5年ぶり3度目)

昨シーズンから本格的に先発に復帰した石田健大が、2017年、2018年に続いて3度目の開幕投手の座を射止めた。ここ数年は中継ぎ登板が増えていた左腕だが、2022年は15試合全てに先発して7勝、防御率2.95をマーク。25年ぶりの優勝を目指すチームで、自身もキャリアハイの成績を残したい。

阪神タイガース:青柳晃洋(初)

2年連続の最多勝、最高勝率に加え、2022年は最優秀防御率のタイトルも獲得し、投手三冠に輝いた青柳晃洋が、自身初の開幕投手を務める。昨シーズンも開幕投手に指名されていたが、新型コロナウイルス感染のため登板できずに悔しい思いをした。今年こそ大役を務めあげ、2005年以来の「アレ」へとチームを導く。

読売ジャイアンツ:ビーディ(初)

開幕投手の最有力候補と見られていた菅野智之が右肘の張りで離脱。そこで白羽の矢が立ったのが新外国人のビーディだ。巨人で外国人が開幕投手を務めるのはマイコラス(現カージナルス)以来4年目。新外国人では初。「奪回」を目指すチームを勢いに乗せる投球を見せられるか。

広島東洋カープ:大瀬良大地(5年連続5度目)

セ・リーグで最初に発表された大瀬良大地は、5年連続5度目の大役は黒田博樹らに続いて球団3人目。2022年は23試合で136.1回を投げて8勝9敗、97奪三振、防御率4.72と不本意な成績だったが、2018年以来のAクラス、リーグ優勝を目指すチームを勢い付ける投球を見せられるか。

中日ドラゴンズ:小笠原慎之介(5年ぶり2度目)

小笠原慎之介は2015年ドラフト1位で入団した左腕投手。1年目から主に先発として一軍で登板機会を掴み、3年目の2018年には自身初の開幕投手も務めた。2022年は自身初の10勝を挙げ、5年ぶり2度目の大役を手にした。

2023年シーズン開幕投手一覧

チーム 投手 回数 日程 対戦チーム 球場
オリックス・バファローズ 山下舜平大 3月31日 埼玉西武ライオンズ ベルーナドーム
福岡ソフトバンクホークス 大関友久 3月31日 千葉ロッテマリーンズ PayPayドーム
埼玉西武ライオンズ 髙橋光成 3年連続3度目 3月31日 オリックス・バファローズ ベルーナドーム
東北楽天ゴールデンイーグルス 田中将大 11年ぶり2度目 3月30日 北海道日本ハムファイターズ エスコンフィールド北海道
千葉ロッテマリーンズ 小島和哉 3月31日 福岡ソフトバンクホークス PayPayドーム
北海道日本ハムファイターズ 加藤貴之 3月30日 東北楽天ゴールデンイーグルス エスコンフィールド北海道
東京ヤクルトスワローズ 小川泰弘 3年連続7度目 3月31日 広島東洋カープ 神宮球場
横浜DeNAベイスターズ 石田健大 5年ぶり3度目 3月31日 阪神タイガース 京セラドーム大阪
阪神タイガース 青柳晃洋 3月31日 横浜DeNAベイスターズ 京セラドーム大阪
読売ジャイアンツ ビーディ 3月31日 中日ドラゴンズ 東京ドーム
広島東洋カープ 大瀬良大地 5年連続5度目 3月31日 東京ヤクルトスワローズ 神宮球場
中日ドラゴンズ 小笠原慎之介 5年ぶり2度目 3月31日 読売ジャイアンツ 東京ドーム

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。