【開幕戦プレビュー:広島×巨人】丸移籍で得点力の差は消失? 投打で挽回図る巨人は、負け越しからの脱出目指す

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セ・リーグ4連覇を狙う広島と、大型補強でそれを阻みにいく巨人。オフにFAとその補償を通じた戦力交換が行われ注目を集めた両チームはマツダスタジアムで開幕戦を迎える。

 

 

 

過去2シーズンは広島に苦しめられた巨人。 第2戦先発のヤングマンと畠は広島打線にどの程度通用するか

昨年は7勝17敗1分、一昨年は7勝18敗と巨人は2年続けて対広島戦で大きく負け越している。昨年はこのカードでの1試合の平均失点が5.44(セ・リーグ平均は4.45点)と広島打線に打ち込まれた。このカードにおける戦況を変えることは優勝のための絶対条件といえる。

 

巨人は開幕戦をエース・菅野智之、2戦目にテイラー・ヤングマン、3戦目に畠世周を登板させると発表したが、ヤングマンと畠は昨年の広島戦で先発がなかった2投手だ。間違いなく状態は良いのだろうが、何かを変えようという意思も感じる指名である。

 

 

 

広島戦での先発回数(2018)

菅野 智之 6回
今村 信貴 4回
田口 麗斗 3回
山口 俊 3回
吉川 光夫 3回
内海 哲也 2回
メルセデス 2回
野上 亮磨 1回
鍬原 拓也 1回

 

大きく負け越してはいるものの、巨人打線が広島投手陣に抑え込まれていた訳ではない。昨年は25試合中17試合で4点以上を奪っており、平均得点は4.72点に及んだ。まずまずの得点力であり、ディフェンス面を改善できれば、これまでのような大きな負け越しは回避できるはず。その点でヤングマンと畠、両投手が広島打線にどれだけ通用するかは、今後に向けても気になるところである。

 

対照的に広島は先発投手の編成でバタついている。開幕投手は大瀬良大地で決まっているが、第2戦に投げると見られていたクリス・ジョンソンがコンディションを落とし回避。次のカードには間に合いそうだという情報もあるが、これによって不透明な状況になっている。

 

 

 

丸の移籍で縮まる得点力の差。巨人が打ち勝つ展開の増加も

巨人打線は広島相手に善戦していたものの、投手陣の出来も影響し、巨人打線がもたらす得点力を凌駕する打撃を広島打線が見せていたことが勝敗を分けていたようだ。ところが、広島の得点力の核となっていた丸佳浩が巨人にFA移籍したことでその差は縮まるかもしれない。

 

丸がフルシーズン働いた場合の貢献をセイバーメトリクスの考え方に基づいて得点換算し、丸に置き換えられる巨人の外野手との差を推計すると30〜40点程度となる。1試合あたりに換算すると0.2〜0.3点だ。

 

 

 

広島と巨人の1試合平均得失点(2016-18)

2016 2017 2018
広島 4.78点 5.15点 5.04点
巨人 3.63点 3.75点 4.37点

2016、17年は平均得点で広島が巨人を突き放していたが、昨年は5.04点、巨人が4.37点と少し差が縮んでいた。丸の移籍で動くとみられる0.2〜0.3点で、その差はさらに小さくなる。そうなれば巨人が打ち勝つ試合も徐々に見られるようになっていくかもしれない。この開幕カードがそうした展開になる可能性もある。

広島がこれまで通り得点力で差をつけ巨人戦で貯金を重ねるには、丸の代わりに試合に出場する選手などによる攻撃力の補完が必要となってくる。しかし、補償選手として巨人からやってきた長野久義、外野にコンバートされた西川龍馬、野間峻祥ら外野の一角を担うであろう選手は、オープン戦ではあまり調子が上がっていない。

そのほかのポジションでは、打撃で他の捕手を大きく上回る會澤翼、高卒ルーキーながらオープン戦で2本塁打を放った小園海斗などは上積みを期待させるものの、それも限定的なものになると予想される。

驚くような伏兵のブレイクがなければ、広島の得点力はここ数年と比べある程度落ち着いたものとなるだろう。広島が圧倒していたこのカードも、もう少しバランスのとれたものに変わるはずだ。

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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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