【開幕カードプレビュー:阪神×ヤクルト】戦力の大幅な変化はなし。投打にバランスのとれたヤクルトが今年も優勢 か

Sporting News Japan Staff

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チーム再建に挑みながらも最下位に沈んだ阪神と、最下位から2位へのジャンプアップを果たしたヤクルト。ともに世代交代を図るチーム同士が、京セラドーム大阪で開幕戦を戦う。

 

 

 

得点力を伸ばす長打力。その新たな担い手確保に苦しむ阪神

阪神とヤクルトの陣容は、かなり息の長いベテランと年の差が大きく開いた若手成長株の名前が並ぶという点で共通している。しかし、昨年はかたや最下位、かたや2位と明暗が分かれた。

阪神の投手陣はセ・リーグでもトップクラスの成績を残していたが、野手の守備の部分で問題を抱えていたとみられ、優れた投手力を生かして失点を大きく減らすことはできていなかった。打線でも出塁を重ねたものの長打が生まれず、得点力を高めるには至らなかった。

 

 

 

阪神の主な野手の打撃成績(2018)

選手 打席 BB% 出塁率 ISO
糸原 健斗 637 13.5% .390 .075
糸井 嘉男 509 15.1% .420 .172
福留 孝介 499 14.6% .389 .174
梅野 隆太郎 455 8.6% .328 .137
大山 悠輔 378 6.9% .326 .173
ロサリオ 302 5.6% .285 .132
陽川 尚将 299 5.7% .311 .161
北條 史也 266 7.1% .370 .054
鳥谷 敬 261 13.0% .333 .064
中谷 将大 246 6.9% .287 .113
植田 海 243 10.3% .289 .005
ナバーロ 225 8.9% .342 .099
俊介 200 5.5% .268 .071
セ平均 - 8.8% .331 .140

※ BB% 打席に占める四球の割合

※ ISO 長打率から打率を引いた「長打力」をダイレクトに表す指標

 

長打力を託したい外国人選手は、昨年シーズン途中で加入したエフレン・ナバーロと新たに獲得したジェフリー・マルテの内野手2人で臨む。ただ、マルテがケガで離脱するなど思惑どおりに進んではいない。序盤は今年も福留孝介、糸井嘉男の両ベテランに頼りながら、3年目の大山悠輔の成長を待つかたちとなりそうだ。

オープン戦でヒットを重ねてきた近本光司と木浪聖也という2人のルーキーは開幕1軍入りし、スタメンすら狙える状況にある。とはいえ、昨年から得点力が大きく高まると予想するのは難しい状況にある。

投手陣ではオリックスよりFAで西勇輝を獲得。ランディ・メッセンジャー、岩貞祐太らとともに先発投手陣の軸を務める。制球難に苦しむ藤浪晋太郎やキャンプで出遅れた小野泰己らに代わってイニング数を担うことが期待でき、先発投手陣は引き続きチームの強みとなりそうだ。

 

 

 

大きな弱みつくらず戦うヤクルト。今年も優勢か

ヤクルトは投打、守備ともリーグの中位の成績で、バランスよく戦っていた。ただ、それは明らかな強みをつくって2位の座を固めたわけではないことを意味しており、セ・リーグ4連覇を狙う広島と、戦力を伸ばした巨人以外の4球団による混戦に巻き込まれる可能性もある。阪神との戦力差もそこまで大きなものではない。

戦力に大きな入れ替えがない中で、オープン戦では川端慎吾がレギュラーを務めてきたサードに村上宗隆、外野の一角に塩見泰隆を出場させてきた。若手2人はともに長打力の片鱗を見せており、もし戦力化に成功すれば打線は平均レベルを上回り、チームの強みとなっていきそうだ。これが実現するかどうかは広島、巨人に食らいついていく上でのポイントといえるだろう。

 

 

 

ヤクルトの阪神戦での球場別勝敗・平均得失点(2018)

球場 勝敗 平均得点 平均失点
神宮 7勝4敗 5.95 5.64
甲子園 8勝2敗 3.20 2.00

昨年のこのカードは、25試合を戦いヤクルトが15勝10敗と勝ち越した。甲子園球場で8勝2敗、神宮球場で7勝4敗と環境を問わずに優勢に戦っている。大きな戦力の入れ替えが発生していないことを考えると、今年もヤクルトがやや有利に戦う展開が続きそうだ。

ただこの開幕3連戦については、阪神はランディ・メッセンジャー、岩貞、西という実力者の先発が決まっており、もう少し拮抗した戦いになるかもしれない。なおヤクルトは開幕戦が小川泰弘、第2、3戦は石川雅規や寺原隼人らが登板候補として挙がっている。

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。