【開幕カードプレビュー:ロッテ×楽天】得点力アップが下位脱出の絶対条件。両軍ともに新主軸たちの活躍がカギ

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昨年のパ・リーグ5位のロッテと同6位の楽天はZOZOマリンスタジアムで開幕を迎える。昨年の開幕も同じカードが組まれ、2-3、6-2、5-4でロッテが勝ち越した。下位脱出を目指す両チームはどんなスタートを切るのだろうか?

 

共通の課題となっていた得点力。改善なるか?

チーム 得点 出塁率 BB% ISO 本塁打 wOBA
西武 792 .352 10.0% .180 196 .358
ソフトバンク 685 .326 7.5% .186 202 .344
日本ハム 589 .329 9.4% .142 140 .326
ロッテ 534 .324 8.8% .109 78 .312
オリックス 538 .308 7.4% .121 108 .305
楽天 520 .307 7.9% .127 132 .306
 
パ平均 - .325 8.5% .144 - .326

※ BB% 打席に占める四球の割合
※ ISO 長打率から打率を引いた「長打力」をダイレクトに表す指標
※ wOBA 出塁と長打の両面から「攻撃力」を計った指標

 

昨年、両チームがともに問題を抱えていたのは打線だった。総得点は楽天が520、ロッテが534でワースト1、2位。得点力不足の解消は今オフの課題となっていた。

 

ロッテは新外国人選手のケニス・バルガスと日本ハムに4年在籍したブランドン・レアードを加え長打力のアップを図った。昨年成長を見せた井上晴哉と3人で主軸を担う模様だ。オープン戦ではバルガスがやや苦しんできたか、終盤に入り当たりが出てきた。現状ではチームの長打力を伸ばせそうな選手は限られており、バルガスが適応できるかはチームの浮沈に直結しそうだ。

 

長打と並んで得点増に大きく関わる出塁は、昨年もリーグ平均レベルには達していた。チームの出塁率を高めた中村奨吾や角中勝也らが継続して数字を残し、復活を期する清田育宏、昨年四球をよく選んでいた平沢大河らが出場機会を伸ばせば、昨年以上に達する可能性はある。

 

楽天は、外国人打者4人のうち3人が退団し、打線の軸はロッテ同様に再構築することとなった。西武からFA移籍で加入した昨季の打点王・浅村栄斗、新外国人のジャバリ・ブラッシュに、5年目となるゼラス・ウィーラー、昨年の後半戦に才能の片鱗を見せた内田靖人らが候補となる。

 

それ以外にも昨季105試合の出場ながら18本塁打を記録した田中和基、4番に入る可能性がある島内宏明、飛距離を伸ばしつつあるオコエ瑠偉など長打力に期待がかかる選手はいる。

 

出塁を担うタイプの打者は一時期に比べ減っているが、ブラッシュ、島内、また茂木栄五郎らは塁を埋めていく貢献も期待できる。ルーキーの辰己涼介もオープン戦でコンスタントにヒットを重ねており、レギュラーに定着すればチャンスメイクで役割を果たすかもしれない。

 

どちらのチームも噛み合えば得点力を伸ばしそうな打撃陣となってはいるが、主軸に置き換えが生じているため読みにくい。浅村やレアードが好打者であることは間違いないが、異なる環境に身を置く最初のシーズンだけに、パフォーマンスが変動する可能性はある。現段階では、昨年近いレベルにあった両チームの得点力はおおむね引き継がれると見ておくべきかもしれない。

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岸と石川の投げ合いで開幕。“ホームランラグーン”の影響は?

開幕投手はロッテが石川歩、楽天は岸孝之が務めるとみられる。ともに昨年はこのカードに5度先発している。石川は34回2/3を投げて15失点(被本塁打5)、26奪三振、岸は33回を投げて11失点(被本塁打3)、35奪三振とどちらも先発の役割をよく果たしていた。

今回の開幕戦も両者が試合をつくってみせる可能性は高く、継投のタイミングや救援陣の出来が試合を左右する標準的な展開となりそうだ。ブルペンの厚みでは楽天が若干有利か。松井裕樹を筆頭にオープン戦ではいい状態をキープしている。

 

楽天とロッテの開幕投手の特性(2018)

選手 K% BB% HR/9 ゴロ% フライ%
岸 孝之 25.4% 4.6% 1.19 38.7% 52.4%
石川 歩 13.8% 5.2% 1.01 53.0% 37.7%
パ平均 18.6% 8.5% 0.97 46.9% 43.7%

※ K% 打席に対する奪った三振の割合
※ BB% 打席に対する与えた四球の割合
※ HR/9 9イニングあたりに打たれた本塁打数
※ ゴロ% 打たれた打球に対するゴロの割合
※ フライ% 打たれた打球に対するフライの割合

 

ただ、今季のZOZOマリンスタジアムには、いわゆるラッキーゾーンにあたる設備である“ホームランラグーン”が設置され、ホームランは出やすくなることも予想される。高い奪三振能力を誇る一方で打球はフライになることが多いスタイルの岸にとっては、ややネガティブな変更だ。この要素が展開に影響を与える可能性はある。

第2、3戦の先発は、ロッテはマイク・ボルシンガー、有吉優樹らが、楽天は美馬学、藤平尚真らが予想される。楽天は台頭が期待されていた若手先発投手の状態があまりよくなく、加えてエースの則本昂大が右肘のクリーニング手術を受け離脱したことから手薄になっている。その点で第2、3戦はロッテがやや有利となるかもしれない。楽天は浅村、ロッテは井上、バルガスといったオープン戦ではあまり結果の出なかった主軸がどんな働きをみせるかもポイントだ。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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