【開幕カードプレビュー:ソフトバンク×西武】若手らの成長に期待するチーム同士の対決。「千賀対西武打線」の力勝負の行方は?

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昨季のパ・リーグを制した西武と同2位のソフトバンクによる昨年のクライマックスシリーズファイナルステージの再戦で始まる開幕カード。投打の主力が退団した西武、ケガ人が相次ぐソフトバンク、どちらも優勝候補ではあるものの、悩みを抱えながらの船出となる。

 

 

 

西武は浅村・菊池の穴をどれだけ埋められるか?

昨年はやや抜け出した戦力でリーグをリードした両チームだが、このオフに戦力を積み上げる動きは見せられていない。

 

西武は打点王に輝いた浅村栄斗と13年にわたりプレーしてきた生え抜き捕手・炭谷銀仁朗がそれぞれ楽天と巨人にFA移籍となった。投手では163回2/3を担ったエース・菊池雄星がMLBのシアトル・マリナーズへポスティング移籍したほか、66回を投げたブライアン・ウルフも退団。投打の軸が抜け大きなダメージを負うかたちとなった。ソフトバンクはFAで浅村、西勇輝(当時オリックス、現阪神)の獲得に動いたが実現には至らなかった。基本的には、互いに現有戦力の成長や掘り起こしに懸ける方向でシーズンを迎えている。

 

 

 

パ・リーグの二塁手の打撃成績(2018)

チーム 安打 本塁打 打率
西武 177 32 .304
ロッテ 157 8 .284
ソフトバンク 150 9 .271
オリックス 124 4 .243
楽天 122 4 .237
日本ハム 103 14 .223
外崎 130 18 .287

西武は浅村の抜けたセカンドに、ユーティリティとして起用されてきた外崎修汰をあてるようだ。外崎は昨季長打力を伸ばし、リーグの平均を上回る攻撃力を備えた打者として強力打線を支えた。浅村の穴をそのまま埋めることは難しいにしても、その成績は他球団のセカンドの成績と比べ劣るものではない。外崎が力を発揮させ続ければ、西武打線のアドバンテージは引き続き確保されそうだ。

菊池が抜けた投手陣には、新外国人のザック・ニールやFA移籍した炭谷の補償で獲得した内海哲也を加えているが、菊池と同じレベルの内容で163回2/3を埋めるのは荷が重く、失点は増えるだろう。また、先発投手陣は全体的にケガや調整の遅れが目立っており、陣容が整うまではある程度の失点増を覚悟する必要があるかもしれない。

 

 

 

故障者相次ぐソフトバンク。待ちに待ったサファテの調整は開幕に間に合わず

ソフトバンクは選手の流出などでダメージは出ていないが、故障者が相次いでいる。先発ローテーションの軸の1人であるリック・バンデンハークがコンディションを落とし、開幕には間に合っていない。野手では2013年から6シーズンにわたり大きなケガなく外野の一角を守ってきた中村晃が離脱。当初は右脇腹のケガと伝えられていたが、自律神経失調からの体調不良が判明し、復帰までには少し時間がかかりそうだ。これは攻守の質に影響が出るだろう。

そこに追い打ちをかけるように、昨年4月に手術を行い復帰が待たれていたクローザー、デニス・サファテも1軍で登板機会を得たがコンディションが上がらず開幕は2軍で迎えることが決定した。ソフトバンクは接戦での強みをもたらす絶対的なピースを取り戻すことが現状はできていない。

 

 

 

ソフトバンク離脱選手の代役候補(2018)

位置 選手 オープン戦の成績
先発 ミランダ 4試合17イニング、打者68人から16奪三振
先発 大竹 耕太郎 2試合7イニング、打者26人から被安打5、失点2
左翼 グラシアル 39打席で11安打、本塁打2、OPS.899
左翼 釜元 豪 20打席で6安打、本塁打1、OPS.895
救援 川原 弘之 8試合で打者24人から被安打2、失点0
救援 松田 遼馬 5試合で打者24人から被安打4、失点0

選手層は厚く、想定通りにいっていない先発、左翼、救援に対しては一定レベルの選手をあてることはできており、戦力がガタ落ちすることはない。これまでも多少の故障者が出たとしてもうまく折り合いをつけ、最終的に帳尻を合わせる戦いを何度も見せてきたソフトバンクだけに対応は十分可能と思われるが、開幕から突っ走るような戦い方を見せる可能性は、そこまで高くなさそうだ。

 

 

 

両チーム投手陣の仕上がりは良好。投手戦になる可能性も?

開幕投手は、西武は多和田真三郎、ソフトバンクは千賀滉大が務める。第2、3戦は西武が今井達也、高橋光成の先発が決定。ソフトバンクはアリエル・ミランダ、高橋礼らが候補となっている。

これらの投手の中では千賀の状態の良さが際立つ。オープン戦では3試合14イニングに登板し失点は0。昨季の西武戦では大量失点を許し炎上したケースも複数回あったが、西武打線との力関係を変えるに至るか。逆の見方をすれば、シーズンをまたいだ西武打線の真価を計るのに適した試合にもなる。

昨季7月に加入し先発投手陣を支えたミランダもオープン戦で好調だった。引き続き高い割合で三振を奪いながらも若干四球を減らしており、先発投手としての安定感は増しそうだ。だが、第2戦で投げ合うことになりそうな今井も同じく奪三振能力の高い投手で、こちらもオープン戦の内容はよかった。攻撃力を備えるチーム同士のカードだが、投手戦になる可能性もある。

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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