西武・内海、日ハム・金子、阪神・西ら新戦力投手の仕上がりをチェック!

Sporting News Japan Staff

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このオフにFA、トレード、人的補償、戦力外などで複数名の選手が所属を変えている。さて、オープン戦が始まったこの段階で、国内移籍した主な投手の状況を確認してみたい。

 

・金子弌大(オリックス→日本ハム)

金子弌大の投球

金子弌大はオリックスから減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える年俸提示を受け、自由契約を選択。日本ハムへと移籍した。すでに開幕2戦目での先発が内定しており、それに向けた調整を行っている。オープン戦でも登板、2回無失点と仕上がりは順調だ。

また、その試合では二塁牽制で走者を刺しており、投球だけでなくサインプレーに対する準備も進んでいる。球界屈指の右腕が積み上げてきた勝ち星は120、そして投球回数は1825.2回。節目の2000投球回まで174.1回は、ローテーションで投げ続ければ今季中に届く数字でもある。2000回到達、そして未だに経験のない優勝を移籍1年目で勝ちとることができるだろうか。

 

 

・西勇輝(オリックス→阪神)

阪神西

西勇輝はFA移籍によりオリックスから阪神へと渡った。オープン戦では3月以降に登板が予定されている。すでにブルペンやフリー打撃での投球は行っており、こちらも調整は順調。

その一方で、打撃練習には手を焼いた。ランディ・メッセンジャーが柵越えを放つなか、西は柵越えなし。パ・リーグに所属していたこともありこれまでの通算は打率.069(29打数2安打)と1割にも届いていない。打席に立つ機会が増えるセ・リーグで自身の勝ち星を増やすためには、打撃力アップも欠かせない。

 

 

・内海哲也(巨人→西武)

内海哲也・西武

内海哲也はFAで巨人へと移籍した炭谷銀仁朗の人的補償として西武に加入。前年に巨人より移籍していた高木勇人の存在もあり、チームには溶け込んでいるようだ。


春季キャンプのブルペン投球は順調に進んでおり、3月2日の広島戦で対外試合初登板予定となっている。チームの先発投手陣の状況を見ると、多和田真三郎は開幕投手に指名され準備はスムーズ。一方、内海と同じ左腕の榎田大樹が離脱した。内海には新戦力左腕として通算133勝の実力発揮に期待がかかる。

 

 

・高梨裕稔(日本ハム→ヤクルト)

2016年のパ・リーグ新人王でもある高梨裕稔は、このオフに秋吉亮らとのトレードでヤクルトへと移籍した。先発ローテーション入りの期待がかかるなか、練習試合で結果を残している。また、オープン戦では開幕試合となった阪神との一戦に2番手として登板。3回を無失点に抑え、ローテーション入りのチャンスを手繰り寄せた。

打撃陣、中継ぎ陣がリーグ屈指の陣容となっており、先発投手が安定すれば優勝も決して夢ではない。高梨には先発としてローテーションを1年間守り、試合を作ることが求められる。

 

            

・廖任磊(巨人→西武)

台湾出身の廖任磊は巨人を戦力外となり、12球団合同トライアウトを経て西武に入団した。廖は150キロを超えるストレートが武器の中継ぎ投手。台湾国籍だが、ドラフト指名を経て日本球界しているため、外国人枠が適用されないのはひとつの強みでもある。

2月21日に行われた統一ライオンズとの交流試合では、1回を三者連続三振と圧巻のデビューを飾った。チームは中継ぎの不安定さが課題でもあったため、廖の加入は心強い。

 

 

・福井優也(広島→楽天)

福井優也は菊池保則とのトレードで広島から楽天へと移籍した。2010年ドラフト時は斎藤佑樹(日本ハム)、大石達也(西武)とともに大きな注目を浴びていた福井。ルーキーイヤーに8勝(10敗)、2015年に9勝(6敗)と2度に渡り先発ローテーションで結果を残していた。しかし、近年は出番も減少してしまい昨シーズンの登板は3試合のみ。今シーズンは復活をかけたシーズンとなる。

アクシデントがあり1度登板を回避したが、対外試合初戦となった2月25日の広島戦(練習試合)では3回無失点と好投した。開幕ローテーション入りへ向け、期待がかかる。

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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。