普段は野球に興味がなくても、プロ野球チームの優勝の話題には敏感な人は多い。
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なぜなら、プロ野球の球団が優勝するとその親会社がセールを行うからだ。特に、今年パシフィック・リーグを制したのは、百貨店の「西武」や「そごう」を経営する西武グループが親会社の埼玉西武ライオンズだっただけに、消費者は様々なものの安売りに期待していることだろう。
ところが、西武・そごうの公式Twitterアカウントの投稿により、そうした人たちの一部の期待は砕かれてしまった。
このたびの台風24号で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
— 西武・そごう (@seibusogo_jp) 2018年10月1日
埼玉西武ライオンズが #パ・リーグ優勝 を果たしました!西武・そごうでは本日から7日間優勝セール を開催✨https://t.co/Oea4wv0JBE
※西武高槻店/そごう神戸店・広島店では開催いたしません。 pic.twitter.com/UkgZvMQoCA
この投稿から読み取れるように、ライオンズが優勝したにも関わらず、西武とそごうの一部店舗ではセールが行われないのだ。
実は、西武の高槻店とそごうの神戸・広島店がセールの対象外となったのには理由がある。
西武高槻店は、2017年より阪神タイガースの親会社である阪急阪神タイガースホールディングスが参加する阪急阪神東宝グループへと運営組織が変わった。つまり、西武の名前はそのまま残っているが、運営している企業は阪神の関連企業なので、西武の優勝とは何ら関係がないのである。また、同じようにそごうの神戸店も運営が西武グループから阪急阪神ホールディングスへと移行している。両店舗は、2019年の10月に屋号が「阪急」へと変わる予定だが、現時点では名前がそのままだったため、こうした事態が起こってしまったのだ。
ところで、西武グループでそごうの広島店でセールが行われないのはなぜなのだろうか。こちらは推測だが、広島には地元に強く結びつく広島東洋カープがあるため、西武の優勝セールは行わない方針をとったのかもしれない。
なお、西武はオンラインストアでも優勝セールを開催しているので、セール対象除外店舗の周辺にお住まいの方はこちらを利用しよう。
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