楽天レギュラー争いで注目の二つのポジション。ポイントは代替選手との落差

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エース・則本昂大の故障離脱により、開幕前から苦しい状況を迎えている東北楽天ゴールデンイーグルス。則本昂レベルの投手を代わりを用意するのは不可能となれば、今季、増加するであろう失点は、攻撃陣の得点力アップでカバーしていくほかなさそうである。

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外野の残り一枠が弱点。有力候補は辰己とオコエ

ジャバリ・ブラッシュ

昨季の楽天攻撃陣は、12球団ワーストの1試合平均3.64得点を記録するなど、攻撃力に大きな課題を残した。ただ、オフにはフリーエージェントで浅村栄斗を獲得。弱点となっていた二塁手にリーグ最高レベルの選手を配置できることで、楽天は昨季よりも大幅に得点を挙げられるだろう。とはいえ、浅村を加えてもなお攻撃陣には不安が残る。今回は楽天が今季躍進を遂げるためにポイントになりそうなポジションを二つ紹介する。

一つ目のポジションは、「右翼手」だ。楽天の外野は、昨季中堅手として田中和基が台頭したほか、島内宏明も完全に左翼手のレギュラーに定着し、攻守ともに十分な活躍を見せている。中堅手と左翼手はこの二選手で決まりだろう。

ここで昨季のパ・リーグ球団の外野手が残したOPS(On-base Plus Slugging/出塁率と長打率を足して算出し打撃による総合的な貢献状況を示す数字)を見てみたい。

 

球団 外野手OPS
ソフトバンク .880
西武 .798
日本ハム .771
オリックス .741
楽天 .694
ロッテ .650
パ・リーグ平均 .757

楽天の値は.694。平均を下回る数字にはなっているが、田中や島内の活躍もあり、リーグ内で図抜けて低いという数字にはなっていない。しかし、ここから田中と島内の成績を除くと、OPSは.605まで落ちる。つまり、田中と島内以外、三番手以降の外野手の攻撃力が決定的に不足していたのだ。

現在このポジションの候補に挙がっているのは、ドラフト1位ルーキー・辰己涼介、新外国人のジャバリ・ブラッシュ、そして今春本塁打を量産しているオコエ瑠偉だ。オープン戦を見るにブラッシュは指名打者として起用される可能性が高い。外野の残り一枠は辰己かオコエかという選択になるだろう。

この状況は楽天としては嬉しい悩みである。辰己とオコエのどちらかが不調に陥ってしまっても、もう一方が一定の成績を残すことができればよいため、昨季のように三番手外野手の成績が落ち込むといった事態は避けやすいはずだ。もし辰己とオコエのどちらかが田中や島内並の成績を残すことができるなら、必然的に楽天の攻撃力は大きく引き上げられることになる。

 

遊撃手として茂木を起用できれば、12球団最高の二遊間攻撃力も?

  茂木栄五郎

二つ目のポイントは、「遊撃手」。楽天の攻撃陣でもう一つ大きなカギを握りそうなのが、遊撃手として茂木栄五郎を長期的に起用できるかである。このポジションは2016年以降、茂木が守ることが多くなっている。茂木が好調を維持し、遊撃手として一定数出場できた2017年はチームも3位に食い込んだ。彼を安定したコンディションで出場させられるかどうかが楽天の浮沈のカギを握るだろう。

もしそれができなかった場合、代替選手がかなり計算しづらい状況にあるためだ。楽天の2016年から昨季までの遊撃手打撃成績からその問題が浮かび上がる。

 

2016-18年楽天の遊撃手打撃成績

遊撃手 打席 打率 出塁率 長打率 OPS
茂木栄五郎 1280 .276 .345 .414 .759
茂木以外 510 .189 .232 .277 .509

2016年以降の楽天は、遊撃手が立った1790打席のうち1280打席を茂木が担当している。茂木はOPS.759と遊撃手としては非常に高い値を記録しているが、それ以外の選手が遊撃手として出場しているときは、打率も1割台、出塁率、長打率ともに3割に大きく届かないなど、非常に厳しい結果が残っている。楽天打線が攻撃力を維持するためには、茂木を遊撃手から外すことは難しい。

しかし、茂木には高い攻撃力がある一方、守備面に大きな課題がある。俊敏性は非常に高いが、スローイングは不安定で、イージーなゴロで失策を犯すことも多いのだ。それでも控え遊撃手との攻撃力の大きな差を考えると、守備面に目をつむり、なるべく多くの試合で茂木を起用したい状況だ。

ただ、茂木は故障が多くコンディションが不安定な選手でもあるため、シーズンを通して遊撃としてプレーすることは難しいと予想される。首脳陣は大量点差がついた試合や終盤の守備固めとして代替の遊撃手を出場させ、茂木の故障リスクや守備負担を少しでも減らす運用が必要になるだろう。FAで獲得した浅村と茂木が好調を維持したままシーズンを送ることができるなら、弱点であった楽天の二遊間が12球団で最高の攻撃力となる可能性も十分ありえる。

 

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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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