東北楽天ゴールデンイーグルスは、2005年に参入して以来、2016年シーズンまで生え抜き選手による2桁本塁打達成者が生まれなかった。それが昨シーズン茂木栄五郎(17本)、島内宏明(14本)と同時に2選手が達成する。しかし、両選手とも本塁打打者ではなく、中距離打者と言え30本塁打以上を期待できる選手ではない。
ここまで、“生え抜き“という縛りを外しても日本人長距離砲は山崎武司のみだった。その楽天に待望の長距離砲が誕生しそうだ。
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イースタン・リーグ二冠王は一軍で開花を目指す
2013年ドラフト2位で楽天に入団した内田靖人。常総学院高校時代は捕手としてプレーし3年夏の甲子園でも本塁打を放つなど、長距離砲としてファンから期待が寄せられていた。
入団後はルーキーイヤーとなる2014年に一軍デビューを果たし、プロ初安打をマークした。3年目の2016年にはプロ初本塁打を放つなど、順調にステップアップしているかに見えた。しかし、一軍に定着することはできず、昨シーズンもわずか7試合の出場にとどまり、打率.048(21打数1安打)と低迷。一軍での本塁打は2016年以来、生まれていない。
一軍では結果を残せていない内田だが昨シーズンは18本塁打、66打点でイースタン・リーグ二冠王に輝いている。その活躍があり、今春のキャンプでは自身初となる一軍スタート。シート打撃、練習試合などで結果を残し、オープン戦にもスタメンで出場。その初戦でチーム初本塁打を放つと3月8日終了時点で打率.500(16打数8安打)、1本塁打、6打点と絶好調をキープしている。一塁、三塁と長打力が求められるポジションを今江年晶らと争っている格好だ。
また、今シーズンは同世代で大学進学を選択した選手達の多くもプロ入りを果たした。内田は4年間プロでやってきた意地を見せたいところだ。
東京六大学通算21本塁打の岩見
東京六大学通算21本塁打を放った大砲候補が楽天に入団した。昨年のドラフト2位である岩見雅紀だ。大学生活最後のシーズンとなった4年秋は、リーグ最多タイとなる7本塁打をマークするなど、慶応大学の優勝に貢献。和製大砲としての期待を背負って楽天へと入団した。
しかし、春季キャンプへ入る直前の自主トレ中に発熱し、一軍スタートだったものの練習に参加することなく二軍調整が決定し出遅れとなってしまう。発熱から復帰後はキャンプ中盤の練習試合において社会人相手ではあるものの、実戦デビュー戦で本塁打を放ち、その存在感を見せている。
現時点でオープン戦への出場はなく、一軍昇格も未定だが、そのパワーは魅力的。内田とともに大砲候補としての育成に期待がかかる。
楽天は昨シーズン序盤から躍進を果たし、首位を快走したものの、終盤に失速し3位に終わった。今シーズンはウィーラー、ペゲーロ、アマダーと20本塁打以上を放った助っ人外国人選手が揃って残留しており、パワー不足ということはないだろう。その間に内田、岩見が戦力として独り立ちし、日本人大砲がそろってクリーンナップに名を連ねることに期待したい。
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