2017年シーズン、プロ野球において規定打席へと到達した捕手は小林誠司(巨人)、中村悠平(ヤクルト)のふたりのみだった。2016年に至っては小林ひとりのみである。このように、近年は捕手併用制を敷く球団が増えたことで、捕手の規定打席到達者が減少している。
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さて、海を越えたMLBにおいても、捕手の規定到達者は少ないのだろうか。昨シーズンの規定到達者を見ると捕手はゲーリー・サンチェス(ヤンキース)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)、J.T.リアルミュート(マーリンズ)、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)の4人だった。
人数こそNPBの倍ではあるが、MLBは30球団ある。これを踏まえるとチーム数に対する割合は低い。しかし、2016年は8人、2015年・2014年は9人と昨シーズンが極端に低かっただけの可能性もある。今シーズンの結果で今後のトレンドがわかるかもしれない。
それよりも、日米間で大きく違うのは打撃成績だ。今シーズン小林の打率はセ・リーグ最下位、中村は25位(28人中)。一方のMLBはサンチェスがアメリカンリーグ78人中28位。ナショナルリーグに目を移すと64人中、ポージーが5位、リアルミュートが28位、モリーナが32位となっている。各選手ともに規定到達者の上位半分以上となる打率を残しているのだ。『打てること』が自身の出場機会を増やしているひとつの要因だろう。
近年、プロ野球では『打てる捕手』の不在が嘆かれている。そのため、終盤で代打を出されることも多く打席数が減ってしまう。また、併用制を敷くことを助長しているといえるだろう。
このような状況の中で今後、捕手の起用法はどのように変わっていくのだろうか。『打てる捕手』が多数出現すればまた、固定するチームが多くなるということは想像に難くない。日米ともに今シーズンの結果を楽しみに待ちたい。
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