日本ハムのスラッガー候補は清宮だけじゃない!

Satoshi Katsuta

日本ハムのスラッガー候補は清宮だけじゃない! image

昨年のドラフト会議で、高校生史上最多タイとなる7球団競合となった清宮幸太郎。抽選の末に北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得し入団となった。1月の自主トレ中に右手親指を故障するも、新人で唯一の一軍アリゾナキャンプを勝ち取り注目を浴び続けている。その後オープン戦でも起用されるが安打は出ず、3月半ばに限局性腹膜炎で入院となった。注目度ナンバー1のスラッガー候補が離脱となったが、清宮以外にも日本ハムにスラッガー候補は多くいる。

▶プロ野球を観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

ブレイク候補の横尾

今年のブレイク候補となるのが『おにぎり君』の相性で親しまれている、3年目の横尾俊建だ。昨シーズン8月27日にプロ初本塁打を放つと、シーズン終了まで6本を上積み。最終的に7本塁打をマークした。一塁、三塁が本来のポジションだが、打撃の魅力が勝り二塁の守備にもつくなど、栗山英樹監督もどのように使っていくのか模索している。

今シーズンもオープン戦ではすでに3本塁打を放つなど、好調をキープ。一塁に中田翔、三塁にはブランドン・レアードと実績のある大砲がいる中で指名打者含めてどのように起用されるか、栗山監督の采配に注目が集まる。

昨シーズン二軍ではあるが、東北楽天ゴールデンイーグルスの内田靖人とともに最多本塁打(18本)に輝いたのが森山恵佑だ。2016年ドラフト会議で4位指名された森山は、ルーキーながらオープン戦18試合に出場し、2本塁打を放ち結果を残した。しかし、シーズンが始まるとわずか5試合の出場に終わりノーヒット。二軍では通用したものの、一軍では適応できなかった。

2年目となった今春のオープン戦ではここまでの8試合で打率.333(18打数6安打)、2本塁打、5打点と結果を残している。左の長距離砲候補として開幕一軍をつかみたい。

メジャー通算44発のアルシア

新外国人選手として加入したオズワルド・アルシアも左の大砲候補だ。2013年にミネソタ・ツインズでメジャーリーグデビューを果たし、97試合で14本塁打をマークした。翌2014年には103試合で20本塁打を放つなどパワーはある。その後、メジャーでは結果がでなかったものの、新天地では長距離砲として野手・大谷翔平(エンゼルス)の穴を埋めることに期待がかかっている。

長距離砲とまではいかないが、捕手の清水優心にも期待したい。大野奨太がFAで中日ドラゴンズへと移籍したこともあり、一軍での出番が大幅に増えることが予想されている。オープン戦では10試合に出場し打率.300、2本塁打と結果を残し開幕一軍入りは間違いないだろう。

チーム方針もあり、捕手は併用となることが予想されるが、本塁打を放ち球界に不足がちな『打てる捕手』への足がかりをつかみたいところ。高校通算35本塁打の大砲候補に期待したい。

大谷が退団し、清宮が加入と話題には事欠かない日本ハムだが、今回取り上げたその他の選手にも注目していきたい。

※数字は2018年3月19日終了時点

 

Satoshi Katsuta

Satoshi Katsuta Photo

かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。