昨シーズン、2006年以来11年ぶりのBクラス転落となった読売ジャイアンツ(巨人)。このオフにメジャーリーグからテイラー・ヤングマン、FAで野上亮磨、昨シーズンの本塁打王であるアレックス・ゲレーロを獲得した。さらにはオープン戦が始まってから上原浩治も加わっている。
このような新戦力も交え春季キャンプ、オープン戦では各ポジションでレギュラー争いが繰り広げられている。そのなかで注目を集めるのが二塁手争いだ。
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吉川尚輝と田中俊太の一騎打ち
巨人において長年のウイークポイントとなっている二塁手。昨シーズンも開幕スタメンを中井大介が務めたものの、シーズンを通してレギュラー定着はできず、固定することができなかった。それ以前を見ても2006年まで在籍した仁志敏久以降、確固たるレギュラーは現れていない。
その問題に終止符を打つべく、今春のキャンプから二塁手争いを繰り広げているのが、2016年ドラフト1位の吉川尚輝、そして昨年のドラフト5位でプロ入りを果たした田中俊太のふたりである。
ここまでのオープン戦では彼らが、ほぼ二塁で起用されており、アクシデントがない限り争いは2人に絞られたと言っていいだろう。
このなかで、とくに起用が多いのは吉川尚だ。ここまでのオープン戦8試合全てでスタメン出場を果たし、打率.280(25打数7安打)の成績を残し田中俊を一歩リードしている。昨シーズン最終戦でプロ入り初安打を含む猛打賞を放った勢いをそのままに、レギュラー定着を目指したいところだ。
新人の田中俊は7試合に出場し、打率.231(13打数3安打)と及第点の成績を残しているが、レギュラー獲得にはあと一押し必要だろう。開幕一軍を掴み吉川尚に挑みたい。
10年で9人も起用している開幕二塁手
今シーズン開幕時点の年齢を見ると吉川尚(23歳)、田中俊(24歳)はともに25歳以下となっている。巨人において25歳以下の開幕スタメン二塁手は2008年の坂本勇人(19歳)以来、10年ぶりだ。また、この10年間で開幕スタメンに名を連ねたのはなんと9人。このことからも、巨人の二塁手が手薄となっていたことがよくわかるだろう。
2008年の坂本は二岡智宏の故障もあり、2試合目から遊撃手へとポジションを移している。そのために二塁手として出場したのはこの1試合のみ。その後、球界を代表する遊撃手に成長したが、二塁手としてプレーすることはなかった。
果たして、吉川尚、田中俊は二塁手として定着できるだろうか。巨人の二塁手争いに注目したい。
【過去10年巨人・開幕スタメン二塁手】
2017年:中井大介(27歳)
2016年:ルイス・クルーズ(32歳)
2015年:井端弘和(39歳)
2014年:片岡治大(31歳)
2013年:脇谷亮太(31歳)
2012年:寺内崇幸(28歳)
2011年:脇谷亮太(29歳)
2010年:エドガー・ゴンザレス(31歳)
2009年:エルガルド・アルフォンゾ(35歳)
2008年:坂本勇人(19歳)
※年齢は開幕時の年齢
※文中の成績は2018年3月12日終了時点
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