【セ・リーグ】廣岡大志、木浪聖也ら春季キャンプで躍動する期待の若手野手

Sporting News Japan Staff

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2月1日に始まった春季キャンプも中盤戦に突入。シート打撃や紅白戦、練習試合と実践的へ向けたテストが増えてきた。そのなかで躍動する新人を含めた若手選手を紹介したい。今回はセ・リーグ編だ。

 

 

<セ・リーグ注目の野手>

 

・廣岡大志(ヤクルト)

高卒4年目を迎える廣岡大志(ヤクルト)が開花の兆しを見せた。KIA(韓国)との練習試合では満塁弾を含む2本塁打を放ち、7打点を記録し、西浦直亨らとの遊撃手争いに名乗りを上げた。KIAとの試合では一塁でも起用されており、坂口智隆がポジション争いのライバルとなる可能性もある。力強い打撃力を発揮できるかどうかがレギュラー奪取の鍵となりそうだ。

 

 

・塩見泰隆(ヤクルト)

2017年ドラフト4位の塩見泰隆(ヤクルト)が好調だ。キャンプ中盤に行なわれたKIA(韓国)との練習試合では先頭打者本塁打を放ち、アピールに成功。青木宣親、雄平、ウラディミール・バレンティンに加え、一塁手を掛け持つ坂口智隆といった外野の強力なメンバーたちにも負けない勢いを見せている。若い塩見がスタメンを掴めばベテラン勢をローテーションでき、戦略の幅も広がってくる。

 

 

・渡辺勝(中日)

このシーズンオフに育成契約から支配下登録された渡辺勝(中日)が結果を残した。王貞治氏や大豊泰昭氏を彷彿とさせる一本足打法が特徴的な渡辺は、ヤクルトとの練習試合で本塁打を放ち、与田剛監督へ大きなアピール。渡辺の背番号である31番はファームで師事する森野将彦二軍打撃コーチの現役時代の背番号でもある。コーチを超える活躍に期待がかかる。

 

 

・木浪聖也(阪神)

阪神では、ドラフト3位でホンダより入団した木浪聖也が遊撃手争いに参戦してきた。木浪は紅白戦と練習試合で打撃の好調ぶりを見せ、本塁打も記録。近年、社会人出身の遊撃手では源田壮亮(西武)、藤岡裕大(ロッテ)が初年度からレギュラーとして活躍しており、木浪も先輩たちに続きたいところだ。

 

 

<セ・リーグ 注目の投手>

ブルペンで投球する高橋優貴

 

 

・高橋優貴(巨人)

八戸学院大より巨人に入団した高橋優貴は、ドラフト1位指名の期待に応える投球をここまで続けている。シート打撃、紅白戦ではチームの主力相手に好投。沖縄で行なわれている二次キャンプのメンバーにも入っており、実戦登板がこれからますます増えてくる。菅野智之、山口俊、C.C.メルセデス、テイラー・ヤングマンらに続く先発ローテーションに入りたい。

 

 

・坂本工宜(巨人)

2016年育成ドラフト4位の坂本工宜(巨人)が育成契約ながら好投を続け、一軍キャンプに帯同している。坂本は関西学院大の準硬式野球からプロ入りを果たした異色の経歴の持ち主で、これまでに紅白戦と練習試合で8回を投げ2失点と上々の結果を残している。相手野手が調子を上げてくるオープン戦でも同様に結果を残すことができれば開幕前の支配下登録も見えてくる。

 

 

・石川翔(中日)

松坂大輔や藤嶋健人が離脱するう苦しい状況の中日にとって、希望の光となりそうなのが高卒2年目の石川翔だ。昨シーズンは一軍で1試合に登板し、1回を無失点に抑えてホールドを記録した。このキャンプでは二軍スタートだったものの、序盤で一軍に昇格を果たしている。ロッテとの練習試合では2回1失点と不本意な結果だったが、最速147キロを記録しており、魅力たっぷりだ。

 

 

 


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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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