【巨人】長嶋終身名誉監督が野村氏への追悼コメント「野球界を見守ってほしい」

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巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が野村克也氏の逝去に対し球団を通じてコメントを発表した。


「驚いた。テレビのニュース速報で、訃報を知ったが、一瞬、言葉を失った。なぜならノムさんとは、3週間前に行われた「金田さんのお別れの会」で顔を合わせたばかりだったから。

久しぶりに二人で2、3分間ぐらい会話しただろうか。その時のノムさんの言葉が忘れられない。「おい、頑張ってるか。オレはまだ生きてるぞ。まだまだ頑張るぞ」。だから私も「お互い頑張ろう」と話したばかりだった。

まだ現役だった1963年、ノムさん、稲尾、王の4人でイタリア、フランスなどを巡るヨーロッパ旅行に出掛けたことがある。観光地を回りながら、色々な話をして、とても楽しかったことを昨日のことのように憶えている。

また大切な野球人を失ってしまった。しかし、ノムさんが残した偉大な功績と野球への底知れぬ愛は、これからも永遠に生き続けるはずだ。今後は天国からしっかりと、野球界を見守って欲しい。心よりお悔やみ申し上げます。合掌」


長嶋終身名誉監督は、現役時代そして監督時代と野村氏と雌雄を決してきた。ときには舌戦も繰り広げてきた。ともにプロ野球界を盛り上げ、そして支えてきたからこそわかるものがあるのだろう。