球団史上ワーストとなる5年連続Bクラスと不振が続く中日ドラゴンズ。今シーズンはディロン・ジー、オネルキ・ガルシア、ソイロ・アルモンテ、スティーブン・モヤと4人の外国人選手(育成契約は除く)に加え、松坂大輔を補強した。このように外国人やベテランの力を借りて上位進出を目指している。
そんな新戦力の話題に目が行きがちな中日ではあるが、高卒3年目の次期エース候補である小笠原慎之介にも注目したい。▶プロ野球の開幕戦を観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
開幕投手有力候補となった小笠原慎之介
小笠原は2015年夏の甲子園で東海大相模高校のエースとして、現・オリックス・バファローズの吉田凌とともにチームを優勝に導いた。その後、同年のドラフト1位で中日へ入団する。
高卒1年目から一軍で起用され15試合(内先発12試合)に登板し、2勝6敗、防御率3.36の成績を残す。2年目の昨シーズンは1年目のオフに手術を行った影響もあり、規定投球回には届かなかったものの22試合(119回)を投げ、5勝8敗、防御率4.84の成績を記録した。3年目の今シーズンは、自身初となる開幕ローテーション入りを目指し奮闘中だ。
今春のキャンプでは一軍スタートを勝ち取り、早くから打撃投手を務めるなど仕上がりは順調だ。オープン戦でも2試合に先発し、11回を投げ防御率0.00と無失点投球を続けているのも心強い。
現時点で森繁和監督から開幕投手は発表されていないものの、2年連続大役を任された大野雄大が結果を残せていない。そのため、3年目の左腕にチャンスが回ってくる可能性もありそうだ。森監督がどのタイミングで開幕投手を明言するのか目が離せない。
高卒3年目の開幕投手となれば大谷以来
高卒3年目の小笠原が開幕投手となれば、当時・北海道日本ハムファイターズの大谷翔平(2015年)以来となる。高卒3年目で開幕投手を任された選手を見ると、日本ハム時代のダルビッシュ有(2007年)、当時・西武ライオンズの松坂(2000年、2001年)らが名を連ねる。小笠原も日本球界で結果を残し、メジャーリーガーとなった先人たちと同じ道筋をたどることになるかもしれない。
もう少し歴史をさかのぼると、読売ジャイアンツの桑田真澄(1988年)、阪神タイガースの江夏豊(1969年)、近鉄バファローズの鈴木啓示(1967年、1968年)と大投手がずらりと並ぶ。小笠原はプロ野球の歴史に名を残す大投手だちと同じ舞台に立つことができるだろうか。
また、年齢で見ると開幕時点で小笠原は20歳5カ月となり、2リーグ制以降で球団史上最年少タイ(1954年・石川克彦)の記録となる。
小笠原は大野の他に、メジャー通算51勝の実績があるジー、2016年ドラフト1位の柳裕也と開幕投手を争うことになる。開幕まで残り1カ月を切ったが、最後のアピールを行いたいところだ。
近年、低迷している中日が上位浮上するためにも、若手の活躍は欠かせない。小笠原が開幕投手デビューをきっかけに飛躍しすることに期待したい。
※数字は2018年3月11日終了時点
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