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第100回全国高校野球選手権大会では、スター選手が連日の試合を盛り上げた。彼らの進路はどのようなものになるだろうか。
★ポイント1:藤原恭大はドラフト1位は確実?
大会前から大きな注目を浴びていた藤原恭大(大阪桐蔭)は、大舞台でも打率.462(26打数12安打)、3本塁打、11打点、2盗塁とさすがの成績を残した。これらの数字はすべてチームトップ(本塁打は根尾と並んでトップタイ)で、まさに最強チームの中の最強打者だった。攻撃以外でも守備範囲の広さや強肩をみせ、走攻守どれをとっても一級品の選手といえる。
その藤原はすでにプロ志望を表明しており、ドラフト1位での指名が確実。なかでも阪神タイガースは総勢11人で藤原を視察するなど、本気さを見せている。中心選手である福留孝介、糸井嘉男のふたりがすでに35歳を過ぎている阪神にとって、次世代の外野手育成は急務だ。藤原は是が非でも手に入れたい逸材だろう。
藤原はその他の球団の指名リストにも入っていることは確実で、今年のドラフトの目玉選手となりそうだ。
ただし、藤原の獲得には2つの懸念点がある。左投げであるためポジションの選択肢が外野か一塁に絞られてしまう点と、そもそもドラフト1位の枠を高卒の外野手に使うのは得策なのかという点だ。過去の例を見ても、ハズレ1位をのぞいて外野手のドラフト1位指名はほとんどない。分離ドラフトだった2007年に中田翔が4球団競合となったのが最後だ。11年ぶりの高校生外野手に1回目入札があるかも注目したい。
★ポイント2:根尾昂・小園海斗 注目の遊撃手は?
遊撃手では、小園海斗(報徳学園)と根尾昴(大阪桐蔭)に注目が集まっている。
小園は藤原とともに2年時からUー18日本代表に選出されており、守備・走塁が持ち味の選手。今大会でも、初戦で大会タイ記録となる1試合3二塁打を記録しており、存在感を放っていた。
一方の根尾は二刀流として注目を浴びた選手だ。投手としては140キロを超えるストレートを投げ、野手としても打率.429(21打数9安打)、3本塁打、5打点を記録する万能ぶりを見せた。本人は遊撃手としてのプロ志望を公言し、志望届の提出もほぼ間違いない。
両選手ともに身体能力の高い遊撃手で、ドラフトでの上位指名が予想される。なかでも中日ドラゴンズは岐阜県出身の根尾を1位指名すると見られている。
一方の小園も、東京ヤクルトスワローズなどのターゲットになっており、大学生・社会人の即戦力投手の抽選に外れた球団のハズレ1位指名にかかるのか、それとも一本釣りとなるか注目したい。
★ポイント3:吉田輝星・渡邉勇太朗 評価を上げた投手たち
今大会でもっともファンの注目を集めたのは吉田輝星(金足農)だろう。秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業の原動力となった。150キロのストレートにスライダーは一級品。また、スタミナもあり、ドラフト1位候補であることは間違いない。しかし、大会前は大学進学予定だったこともあり、プロ志望届を出すかは現時点で明らかになっていない。今後の動向に注目だ。
吉田に次いで、渡邉勇太朗(浦和学院)も大きく評価を上げた。190センチの長身から150キロ近いストレートを投げ込む姿はまさに大谷翔平(エンゼルス)を彷彿とさせる。渡邉はプロ志望を公言しており、こちらもドラフト上位指名が予想されている。今年度の優勝投手となった柿木蓮(大阪桐蔭)と比べると伸びしろがあるように見え、プロ入り後の成長が大きく見込めそうだ。
これからドラフトまでの約2ヶ月間、各球団、選手ともにどのような動きを取っていくのか目がはなせない。
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